隊長会議。
会議は手短に。
「私から説明する。」
「で、では藤堂隊長、お願いします。」
「名は蒼真日路、俺の愛弟子だ。」
「蒼真?、まさか、、、」
「美華のガキか?」
「そうだ。」
この人、俺の母を知ってるのか?
「日路は1年前市川円と闘い、退けている。」
ザワザワ、ざわざわ、ザワザワザワザワ、、、
「そうですか、この子が神殺しの鎖の持ち主ですか、、、」
「私の愛弟子はこの場にいる隊長、副隊長にも引けを取らない、十分に我々の力になり得る。」
「限定ではあるが八番隊預かりになったのでよろしく頼む。」
「斎藤総司令からは了承を得ている。」
「斎藤総司令?」
「その通りだ、何も問題はない。」
「彼の実力も先程直に確かめた。」
「藤堂隊長の言う通り、経験こそ我々には及ばないが実力的には隊長、副隊長クラスだ。」
そこまで評価してくれると正直嬉しいけど、俺はまだまだです、、、、
「斎藤総司令、藤堂隊長が認めているなら私たちは何も言う事はありません。」
「日路、挨拶を。」
「は、はい。」
「蒼真日路です、皆さんに迷惑をかけないよう努めますのでよろしくお願いします。」
「話を進める。」
「「「「「「「「「はい‼️」」」」」」」」」
「この情報はどう見る?」
「私はこの情報に乗るのも有りかと。」
「俺も同じく。」
「四番隊沖田隊長、五番隊土屋隊長は情報を信じると言う事ですね。」
「他の隊長方はいかがでしょうか?」
「俺たち二番隊は乗らん、リーク先もわからないのに、そんなリスクは負えん。」
「私もですね、珍しく意見が合いますね、藍沢隊長。」
「うるせえよ。」
「では、二番隊、六番隊は反対ですね。」
「他の隊はいかがでしょうか?」
「斎藤総司令、二手に分かれるのはいかがでしょうか?」
「神崎隊長、それは?」
「はい、この情報が本当で有れば死生を捕える絶好の機会、ですが、嘘、もしくは罠で有ればこちらの被害も甚大になる可能性も有ります。」
「それに、情報を流したのが私たち十隊と死生の共倒れを狙っているとしたら、得をするのは誰か?」
「そして、その隙に狙うのは、本当の目的は?」
「その最悪な想定も考え、本部も固めるべきかと。」
凄いな、この神崎って言う隊長、頭が凄くいいな。
「そうか、分かった。」
「二番隊、六番隊、八番隊はその場所へ向かえ。」
「はっ⁉️聞いてたか?斎藤さん⁉️」
「俺たち二番隊は反対だって?」
「その目で確かめて来い。」
「良いな。」
「はぁ〜、了解。」
「残りの隊は本部にて待機、何があっても大丈夫なよう準備を怠るな。」
「「「「「「「「はっ‼️」」」」」」」」
「それと、蒼真君、君も八番隊として行くんだ。」
「いいな?」
「は、はい。」
「藤堂隊長、頼むぞ。」
「了解です。」
もし、この情報が本当だったら市川円と決着がつけれるかも知れない、、、
絶対に次は負けない‼️
俺の命をかけてでも絶対に‼️
と思っていたら、もの凄いプレッシャーを後ろから感じる、、、
恐る恐る後ろを振り向くと、、、
「蒼真日路、面貸せ。」
あっ⁈この人、物凄く怖い隊長だ、、、、
市川円と闘う前に終わったかも、、、、




