母の追憶①
母の過去、、、
ー母親サイドー
ふふ、日路もちゃんと乗り越えたのね。
頑張ってね、美羽ちゃん、日路はモテるからたくさんライバルがいるけど、だからこそ、最後に勝てば嬉しさも倍増よ❤️
「美華さん?」
「あら?楓ちゃん?」
「お久しぶりです。」
「久しぶりね、楓ちゃん。」
「そちらは?」
「ふふ、日路の愛しの妹、美羽よ❤️」
誰だろ?とても綺麗で王女様みたい、、
「美羽です、こんにちは。」
「これはご丁寧に、お兄さんと同じ学校に通っている本城楓だ、よろしく。」
「そう言えば、日路が楓ちゃんの所に入ったって聞いたけど?」
「はい、フォルセティとして協力してもらう事になりました。」
「そう、運命かしらね、、、」
「ええ、ただ蒼真日路は私たちの事は覚えていないみたいです。」
「昔の事だしね、仕方ないわ。」
「まあ、楓ちゃんがいたら安心だわ、日路をお願いね。」
「はい、分かりました。」
「それとね楓ちゃん、時雨さんも動いているわ。」
「時雨さんが?」
「ええ、楓ちゃんの方も何か情報を得てるでしょ?」
「はい、これからこの世界を脅かすほどの事が起きるかもしれないと、、、」
「ええ、その中心にいるのは日路よ。」
「えっ、⁉️お兄ぃが???」
「大丈夫よ、美羽ちゃん。」
「日路に危険が及びそうだったらママが助けるわ。」
「う、うん、ママ。」
「美羽ちゃん、貴女のママはとても強いから大丈夫だ。」
「う、うん。」
「楓ちゃん?、恐らく、あの男がまた日路を狙ってくるわ、頼むわよ。」
「はい、我々もついてますし、蒼真日路は強いですよ。」
「ふふ、ありがとう、貴女に任せて良かったわ。」
「では、これから任務が有りますので失礼します。」
「ええ、またね、楓ちゃん。」
時雨さんの雰囲気からして何かしら動いているわ、晋助さん、十隊も慌ただしくなってる、確実にこの均衡の崩れる音が近づいてる、、、
円、貴方は何をしたいの?
(円、止まりなさい‼️)
(何?美華?)
(貴方、何をしたか分かってるの?)
(うん、分かってるよ。)
(何でこんな事を⁉️)
(この世界を壊したくてね❤️)
(壊す?)
(ああ、美華はこの世界をどう思ってる?)
(どうって?)
(この支配されている世界をどう思ってる?)
(円、貴方、何を知ったの?)
(ふっ、全てだよ❤️)
(美華、どいてくれ、君を殺したくない。)
(円、、、)
(円、そろそろ行くぞ。)
(零司、ちょっと待って?)
(えっ⁉️神崎隊長❓)
(な、何で⁉️)
(この状況を見たら聡明な貴女なら分かるだろ?)
半信半疑だったけど貴方もなのね、、、
(蒼真隊長、そこをどいてくれないか?)
(まだ2人の子供が小さいだろ?)
(たしか、日路君と美羽ちゃんだったか?)
(ここで死んではその子たちは悲しむ。)
(あんたたち、そこまで落ちたのね‼️)
(蒼真隊長、これは必然だよ。)
神崎隊長、、、貴方は、、、
(時間がない、円、蒼真隊長を殺す。)
(そうだね、、、仕方がないね、、美華さん、大好きだったよ、、、)
円、、、、
(蒼真隊長ー‼️)
(氷室副隊長?)
(良かった、間に合いましたね、、、)
(状況はどうなってますか?)
(はい、残り2人の犯罪者が暴れていて各隊長があたっています。)
(そうですか、、、)
(そして、神崎隊長、市川隊長謀反につき抹殺命令が出ました。)
(そうですか、、、)
(話はもう良いか?、こちらも時間が無い、悪いが十番隊隊長蒼真美華、副隊長氷室葉月、この場で死んでもらう。)
(貴方達は絶対に許さない‼️)
(行くよ、葉月‼️)
(はい‼️)




