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鏡に写したい姿は偽装  作者: 橘菊架
サラとレオンハルト
22/33

22.愛が一番のバフ

少し短めです。


私は巨大猪(ワイルドボア)の牙に肩を貫かれている。


槍に魔力を込め、叫ぶ。


地獄の業火(ヘルフレイム)爆発(エクスプロージョン)!」


怒りと共に放った魔法は、内臓まで焼き切りそうだ。体が熱くなり、思わず咽せると夥しい血を吐いた。

槍から放たれた魔法は、巨大猪(ワイルドボア)を内側から爆発させた。


素材はほぼ取れないだろう。

煙が落ち着くと、そこにはボロボロの折れ牙巨大猪(ファングワイルドボア)が横たわっていた。


「サラ! なんで!」

「貴方には、傷ひとつ付けさせないわよ」


また、ひとつ咽せると血がこぼれ落ちた。

肩に刺さったままの牙は折れていた。

無理やり引き抜いて、投擲する。


「ーーッ!」


アルフレッドの頬を掠め、牙が地面にめり込む。

アルフレッドの側にはいつの間にかヴォルドがおり、顔を引き攣らせている。


「サラ、気持ちはわかるが」

「えぇ、当ててません。本当なら殺してやりたいですよ」


任務がなければ躊躇わず殺していたに違いない。

済んでのところで理性が働いた。危ない。


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