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吹雪の夜

コブシの王都、ベラの宿屋に4人の傭兵が集まっていた。

4人ともウバルド人で、装備は魍魎から剥ぎ取られた素材で作られている。


国の兵士であれば鎧は統一され、その土地で豊富に取れる鉱石や金属で作られる。


魍魎から剥ぎ取られた素材は殆ど出回る事はなく、それを用いて装備を整えている傭兵は、即ち自分達で仕留めたと公言しているに他ならない。


その彼等は一部屋に集まり言葉を交わしていた。


「冷えるな、この国は。秋の内にあの男達を見付けられていれば良かったのだが」


ディミトリが旅装を解きながらぼやく。


「言うな。まさかアケルエント内でただの一つも目撃情報が無いとは思わなかったけどね」


榛色の髪をかきあげてサンドラは畳にだらしなく胡座をかく。


王女ダーラの命で混血の薬師を捜し求めていた。

周辺の町村は国軍が当たり、コブシとの国境付近はディミトリ達が当たることとなった。


しかし誰一人としてシンカと言う名の混血の薬師の痕跡を見つける事はできなかった。


まるで森の中を抜けていったかの様に人っ子一人彼等の姿を見ていないのだ。

ディミトリ達は2月で国境を越えてコブシに入り、更に2月コブシ国内を虱潰しに探索していた。


「ああ………・最悪だ………」


窓辺に腰掛けて外を眺めていたテオが頭を抱えた。


「何よ?」


外套の解れを縫っていたキッサが顔を上げる。


「雪が降って来やがった………」


全員が押し黙り暫し沈黙が続いた。


「ベラ周辺は軒並み探したし、雪で身動きが取れなくなる前に探すには一か八かの勝負に出るしか無いわよ?」


サンドラの言に一同は眉を寄せて深く考え込んだ。


「そもそも、我等は何故あの男を探しているのか。一体シンカにはどの様な秘密があると言うのだ?」


「分からないわ。ただ、一つ推測があるの」


テオの疑問にキッサが口を挟んだ。皆がキッサに視線を送った。


「なんだ?話してくれ」


先を促すディミトリにキッサは頷く。


「シンカの見掛けはアケルエントでは珍しいわ。彼のアガド人とシメーリア人の混血という特徴、心当たりはない?」


「成る程。エッカルト様か」


ダーラや王国の思惑は分からない。勇者として選ばれたエッカルトが仮にその見た目で選ばれたとすれば。


「勇者はエッカルト様ではなくシンカかも知れないと、ダーラ様は思ってるんじゃないかしら?」


「どの様にエッカルト様が勇者として見出されたか分からんから推測の域を出ないが、その位しか理由は思い当たらん」


テオは窓の外でちらちらと降り始めた雪を眺めながら答えた。


「勇者って何なのよ?」


サンドラの疑問に答えられる者は居なかった。


「兎に角、駄目で元々だ。今迄の探し方では見つからんだろう。逆に考えるんだ。彼等は魍魎ではない。痕跡が無いのは現れていないからでは無く、痕跡を残さない様に配慮したからだと考えるんだ」


「変装?でもあれ程の美人を4人も連れ歩いていれば変装でどうにか出来る範疇を超えてるわよ?」


「サンドラの言うことは最もだと思う。村や町に立ち止まらずに森を進んだと考える方が可能性はまだ有る」


キッサの言葉にディミトリが目を剥いた。


「まさか!?危険すぎる!」


「そうね。保っても3日で魍魎の餌食よ?」


ディミトリにサンドラも同調する。


「だが、確かに変装して旅をするよりも現実味はある」


テオはキッサの意見に賛成した。


「……どうせこのまま探しても見つからないか。あれ程腕の立つ男なら森の中も歩き回れるのかもしれないしね」


「俺には矢張りしっくりこないが、確かに今のままでは見つからんだろう」


4人は再度考えを巡らせた。


「もし私が森を自由に歩けるなら。コブシに早く辿り着くために楓山を越えるわ」


絞り出す様にサンドラが言う。


「森に山………俺にはそんな事が出来るとは全く思えん」


「でも南半分の主要な町には目撃情報は無かったもの。それに数月の間何処にも立ち寄らないなんてあり得ないよ」


「だが、森に山なんて、そんな事が出来るのは人間じゃ無いのでは?」


「でも現実的に何処にも姿はないのよ?そういう可能性も考慮しないと。私達は苟も王女殿下に目を掛けて頂いているの。直々に頂いた御下知、成功させないと」


ディミトリとキッサが口論を始めてしまった。

そんな中サンドラとテオは黙して薬師の居場所について模索していた。


「もし楓山を越えてコブシに入ったとすれば最初にたどり着く町は?」


「南東のイラセか南のヒメミ、南西のビンゴか?」


「そうね。でもそこも何も無し」


「街に本当に現れず、寒村に身を潜めている可能性は?」


「あの大食い酒飲み達が寒村の貧しい食事で満足できると思う?」


「確かに」


2人はまた思索に耽り始める。

しかしそれを聞いていたディミトリが声を上げた。


「もし本当に森や山を無事に越えられるなら森に住むことも出来るんじゃないのか?」


「………でもそうなると捜しだすことは不可能よ」


眉間に深く皺を寄せてキッサが答えた。


「……いえ。食料を自活出来ても色々と物は要り用になる筈。買い出し程度は必ずしないとならない。近場の村に顔を出すはずよ」


「彼等は薬師だ。その取引は薬で行うだろうな。質の良い薬が出回っている村を探すか」


サンドラとテオの会話で一か八かの捜索が行われることとなった。

4人は別れて南部へ赴き、大きな都市での薬の出回り方について調べ始めた。

薬師組合に赴き入荷の問い合わせを行なったのだ。


結果が出たのはディミトリが赴いたイラセの街であった。


イラセで転売を行ったと思われる者の出身を確認した。小さな寒村であると分かった。

仲間が向かった街に直ぐ様、商人組合を通して文を送り、その村へと直ぐに向かった。


家屋が10軒あるか無いかという半ば森に飲まれかけた村にディミトリが辿り着く頃には雪の日が頻繁に続くようになり、細い道は膝下まで雪が積もり、周囲を白く染め上げていた。


夜の帳が降りても雪の夜はぼんやりと周囲が光り、辺りを見通す事が出来る。

そんな中を歩き続け、ディミトリは漸くその村に辿り着いた。


すぐ南には楓山の裾野が広がり鬱蒼とした森がのしかかる様に広がっている。

ディミトリは村で唯一牛を飼っている家の戸を叩き、納屋で一晩を過ごした。


聞き込みは翌日から行った。

混血の薬師が現れたかどうか。この村には村人は40人も居ない。聞き込みは直ぐに終わった。


答えは否だ。だが、女の薬師が訪れ日用品を求めるのだという。


時折大きな町からも品を求め、村人に多目の薬を渡して去る事もあるという。

何時も2人で現れ、1人は眉の白いドルソ人、1人は目付きの悪いシメーリア人だと言う。


当たりであった。苦節5月にして漸くディミトリはシンカの間近に辿り着く事ができたのだ。

後は彼等が何処から現れるかだが、村人達にはそこまで分からないようだった。


ディミトリはそれ以来ひっそりと隙間風の酷い納屋に住み着き、時折冬場でも活動する小型の魍魎を仕留めて村人に肉を提供する事でそこにいる事を許され、時が訪れるのを待った。


機会がある事は分かっていた。

彼等は村人に桶4つの清酒を町から手配するように頼んでいると言う事だったのだ。

気前良く前払いとして鹿2頭と解熱剤をそれなりの量渡し、後払いで同じ物を受け渡すのだと言う。

ある風の激しい夜、イラセで合流した3人の仲間達が漸く村に辿り着き、ディミトリは納屋へと招き入れた。


「良くやったわね。ディミトリ」


サンドラに労われたディミトリの顔は隈で酷い有様だった。


防寒対策は出来ていたが、それでも四六時中薬師の訪れを見張る事は彼の負担となっていた。


「近々、女薬師がこの家に酒の入った桶4つを受け取りに来る。その後を尾ける」


「十分だ。良くやった」


テオに褒められたディミトリは目を擦り湿気った藁の上に横たわった。


「寝かせてくれ」


そう言うと直ぐに目を閉じて寝息を立てた。


状況が動いたのは3日後の事であった。

酷く吹雪く夕暮れの事だった。家の持ち主を訪ねる人影を納屋の板張りの隙間からキッサが認めた。


大荷物を抱え、笠を被った人影だった。

その影姿は認められたが顔までは分からない。

しかし、間違い無いだろう。

2人の人影は直ぐに家から出てそのまま村から出て行った

一行は吹雪で足跡が消えてしまう前に後を追った。


激しく吹き付ける吹雪の中、雪面の溝を追い先を急ぐ。

初めは道なりに続いていたその跡はある所で森に折れ曲がった。

声すら届かぬ横殴りの猛吹雪の中で一同は一か八かの博打が核心であった事を悟った。森の中に続く跡を追い、ディミトリ達も化け物達の領域へと踏み入った。


森の中は外に比べ風が弱く、視界も確保できた。

森の中を一直線に続く跡をディミトリは汗をかかぬように注意しながら進んだ。

平坦だった道なりは次第に勾配が付き始める。楓山に踏み入った証だろう。

とうに陽が沈んだ頃だったが、森の中でも薄ぼんやりと進路を見極める事が出来る。

時折垣間見える空は白く鈍く明かりを発している。


傾斜がきつくなるが一向に薬師2人が配分を緩める気配はない。

酒のたんまりと入った桶を両手に携えていると言うのに。


足跡も自分たちのものと比べると不自然だ。

それは大きく広く、浅かった。


足跡は軈て澤へと辿り着いた。浅い澤を遡っているに違いない。

村を出てから2刻。一行は腰高の小さな滝を乗り越え立ち上がり、それを目にした。

ぽっかりと樹々の開けた空間に大きなコブシ式の家屋が建っていたのだ。


「は?」


雨戸の隙間から僅かに漏れ出るのはまごう事なき柔らかい火の明かりだ。

ただ森の中に取り残された遺跡などでは無く、人の息遣いを感じさせる立派な家であった。


吹雪の中にそれが立ち塞がっているのだ。


一同は唖然としてそれを暫し眺めていた。


「そんな所に突っ立って何をしている?」


何処からとも無く男の声が聞こえた。

吹雪に紛れて声の出所を把握するのにまた時間が掛かった。

それを見つけたのはサンドラだった。


「ひっ!?」


声を上げてサンドラは尻餅を搗いた。

手袋に覆われた指を指し示す。

その方向には池がある。

周囲との気温差に池は湯気を上げていた。

池は岩に囲まれており、その岩にも雪が積もっている。

中央にも岩があるのか、瓢箪型の池の中央にも雪が積もっている。

それが僅かに動いた。


「なっ?!」


雪の下に人の、男の顔を認めることが出来たのだ。


「うん。久しいな」


池の中から腕が伸び、積った雪の裾野を摘む。

それは笠だったのだ。

笠を被った男が真冬の吹雪の中、池に浸かっていたのだ。


シンカだった。

キッサの身体が崩れ落ちる。

女座りした股座から湯気が立ち昇っていた。

恐怖のあまり失禁したようだった。

ディミトリにもテオにもその気持ちは良くわかった。


「どうしたキッサ。体調が悪いのか?瞳孔が開いている」


テオがキッサの目を覗き込むとシンカの言う通り瞳孔が開いていた。

しかし吹雪の中、3丈も離れているシンカにそれが見て取れたという事が最も恐ろしい事実だった。


「………な………何者、なんだ………」


絞り出した声は掠れており、吹雪に掻き消された。


「薬師だが。他の何に見える?魍魎、とでも言うつもりか?失礼な奴らよ」


その声も確と聴き取られた。

正に魍魎だ。そう名乗られても違和感は覚えない。ああ矢張りか、と感じるだけだ。


「どうした?何故動かんのだ?ナウラとユタよりお前達が後を尾けて来ていると聞いているぞ。何か我等に用があったのではないのか?」


尾けていた事もこの男だけでは無く2人の女薬師にも看破されていたらしい。

吹雪吹き荒む中呆然としていた。

吹雪の中シンカは立ち上がり下半身を手拭いで隠しつつ悠々と歩いて行く。

全身から立ち昇る湯気が吹雪に吹き流されていく。


「……寒く、無いのか?」


「全ては経の賜物、と言うわけだ。それよりもキッサ。そこのは池では無い。湯だ。身を清めよ」


言うと池の直ぐ横の大きな雪山の中に消えていく。

覗いてみると其処は掘られて空洞になっており、七輪が置かれて網の上で目付きの悪い女剣士、ユタが餅を焼いて口にぱんぱんに詰め込んでいた。

ナウラとカヤテもおり、桶の蓋を開いて酒を飲んでいる。


シンカはヴィダードに身体を拭かれ、小紋を着せられていた。


「なにしてんの?」


ディミトリの口から思わずそんな台詞が零れ落ちた。


「見て分からぬか?雪見酒というやつだ」


「………ん?」


カヤテの言葉によく分からない、と言う様子でテオが眉を顰める。


「雪?……そういう規模か?………俺が、可笑しいのか?」


錯乱しているのだろう。恐らく自分達は何も可笑しく無いとディミトリは考えた。


「……君たち、ちょっと臭うよ?牛の糞の臭い。お風呂で流しなよ」


感覚が麻痺していたが、牛と共に納屋で過ごしたせいで体は臭うはずだ。

ディミトリ達は無理矢理纏めて池改め露天風呂に叩き込まれ、体を清める事となった。男女同時であったが彼らにとってそれは今更だった。


「なにこれ」


湯に浸かりながらサンドラが呟いた。


「何故彼奴らはこんな吹雪の中山奥で酒を飲んでいるんだ?」


「分からないよ」


ディミトリの疑問にキッサが首を振りながら答える。


「外で湯船……素晴らしい……」


テオは既に思考をやめて吹雪の中天を見上げていた。

確かに露天風呂とやらは素晴らしいものであった。


「ねえ」


サンドラは短く言葉を発する。


「私達、大分苦労したわよね?」


返事は返されなかった。

ペルポリスを出てからの苦労が脳裏に浮かんでいた。汗水垂らして国境を走り回り、微細な情報も見逃さんと血眼で村々を探し回り、近付く冬と魍魎、コブシの野盗を恐れながら北上し、寒さに凍えて納屋で待ち続けたこの4月を思い返した。


「腹が立ってきたわね」


何か騒ぐ声が聞こえて振り返るとナウラとヴィダードが吹雪の中拳大の雪玉を撃ち合っていた。


「本当に何をしているんだ彼奴らは?此処は山の中だろう?」


額に1発着弾したナウラが顔を雪で覆ったまま憤怒の雄叫びを上げた。


何か叫び合っているが吹雪で声は聞こえなかった。


小紋姿のシンカが現れて一瞥の後に家屋へ背を向けて去っていく。

あの男だ。全てあの男が悪い。

諸悪の根源だ。

4人が全員そう考えた。


自分達が苦労している間あの男はずっと温泉に浸かっていたのだ。

頭のおかしい嫁を4人もこさえて好き放題させているのだ。


風呂を上がると着替えが与えられて立派な家屋の中に通された。

木材から良い香りが漂い鼻を刺激する。

何より囲炉裏に下げられた鍋や火にかけられた魚の干物から良い匂いが漂っていた。


「………おなか、減ってる?」


目付きは悪いが優しげな微笑でユタが囲炉裏端の座布団を指し示す。

カヤテが鍋の汁ものを椀によそってくれる。


「信じられん……吹雪の山の中で、俺は美人に飯をよそってもらっているのか…?俺は…果たして今、生きているのか?」


テオはやはり完全に思考を放棄している。

そもそもこの様な山中に家を構えている時点で頭がおかしいし、吹雪の中温泉に入るのも、吹雪の中雪蔵の中で酒を嗜むのも、全て頭がおかしい。

何から何まで間違っている。


此奴らは全てにおいて常軌を逸している。


元気良く礼を述べて食事を始めたテオに引き摺られて残る3人も食事を取り始めた。

温かく、身体に染み渡る。碌な食事も最近取っていなかったことを思い出した。


「客間に床の用意をした。泊まっていくだろう?」


疲労困憊の4人に抗う選択肢は存在しなかった。

その晩4人は男女に分かれて就寝した。外は依然として吹雪いていたが、隙間風も家の軋みも無く、敷布団は厚みがあって柔らかく、掛布団は中に入っている柔らかいもののせいか、軽いにも関わらず暖かく、熟睡することができたのだった。


ゆっくりと休み気力も回復した翌日、朝餉を馳走になった後サンドラは満を持して口を開いた。


「シンカ。王女ダーラ様がその方を客分としてペルポリス王城に迎え入れたいと仰せであります。我等と共にペルポリスへ同道頂けるでしょうか?」


シンカの切れ長で鋭い目を正面から見据えて告げた。

大変栄誉なことである。


「何故殿下は俺を?」


それでもシンカは頷かず質問をした。


「それは我等は聞かされていない」


「そうか。では辞退する」


にべもなく断ったのだった。

サンドラ達は断られるという想定をしておらず内心取り乱すこととなった。


「何故か聞いても?」


ディミトリが恐る恐ると言った様子で尋ねる。


「権力に惹かれる人間であれば此処には居ない。我等は此処で穏やかに日々を過ごす。争いには疲れた。やって来る争いは仕方ないが、自ら首を差し入れる事は無い」


価値観が異なり過ぎた。

サンドラ達は名を成し栄誉を得、名付きとなって不自由の無く煌びやかな生活を送りたいと考えて努力を続けて来た。

彼等はそれに見向きもしないのだろう。


「……なんとか一度だけでも来てもらう事は出来ないだろうか?」


ディミトリは尚も食い下がった。

このまま引き下がれば自分達へのダーラの評価は地に堕ちる。


「流石にこの積雪の中長距離の移動は行いたく無い。書を認める。新緑の季節迄は此処に居たい。出直して確と使者を立てて欲しいと書く。それで問題なかろう?」


傭兵は仕事を果たした。そう書いてくれるという事だ。

確かにこの時期に出歩くのは酷な話だ。彼等にそれが可能であったとしてもだ。


恐らく彼等が真の勇者なのだろう。

エッカルトとは役者が違った。

腕も法も智も格が違う。

そうして雪が収まるまで数日間を彼等が夜凪亭と呼ぶ家に滞在し、穏やかな生活を送った後帰国の途についた。保存食まで渡されて、である。


積雪で帰りは遅くなり、彼等がペルポリスに着いたのは稍暖かくなり始めた頃であった。




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