表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦うスイーツメイド★☆きな娘☆★  作者: きら
びっくり!私が変身!?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/7

お母さんただいま!

☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ 


 スイーツメイドになったのはいいんだけど、ひとつ問題があるの!


ねえ、石ころさんはこれからどうするの!?

 

ええっ!? うそっ!? 本当に!?


『余はまだ何も言っとらんぞ小娘……』

 

☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△


「ただいまー」


「あらおかえり。 遅かったわね」


 家に帰ると、キッチンからお母さんが顔を出した。

どうやら、夕飯の準備をしていたらしく、味噌汁の匂いがする。


「うん。 ちょっと想定外の事件が起きてさ」


「想定外? あちっ!」


 お母さんはおたまで掬った味噌汁を一口啜った。

 

「お母さんさ、『自分のこと"妖精"とか言う人には気をつけなさい』ってよく言ってたじゃん?」


 きな娘のその一言で、お母さんの手がピタッと止まった。

お母さんの表情は、何か警戒するような顔つきに変わる。

 

「あなた……。 まさか……」


少し声を震わせながら話すのは、()()()()()()()()()()()()()()()ではない。


「もしかして……、これのこと――かな?」


 素直なきな娘は、手にした”あるもの”をお母さんに見せた。

まるでスマホを持つように差し出されたそれ。

その瞬間、お母さんは諦め、そして悟った。

通って欲しくないと思っていた道に、娘が足を踏み入れてしまったことを。

 

「……久しぶりね、石ころさん」


 お母さんは、呆れたように目を逸らし、その楕円形の小さな石の中にいる男へと冷たく呟いた。


「やはりお主だったか、先代戦闘型甘味娘」


「はぁ……。 なんてこと……」


 料理の手を一旦止め、冷静にコンロの火まで消したお母さんは、額に手を当て渋々と現実を受け入れる。


「え? どういうことなの? もしかして……、知り合い?」


 一方、話を持ってきた張本人のきな娘は、その話に置いていかれたようだ。

自分だけ理解できていない現状に、呆れた石ころが助け舟を出した。


「先代戦闘型甘味娘だと言っているだろうが」


「先代せ……え? なんだって?」


 しかし、きな娘は3文字以上並ぶ漢字に弱い。

故に、8文字も並んだ漢字を理解することなど、到底難しい話だった。


「小娘。 もっと学問に励め。 母君をあまり困らせるな。あと余も」


「へへへ、ごめんごめん。 でも、つまりどういうこと?」


「はぁ……。 いいか? 小娘の母君は、先代・戦うスイーツ女子『戦うスイーツコギャル』だ」


――。

 

 一瞬、静寂が訪れた。

きな娘とお母さんは互いに顔を見合わせ、やがて同時に叫び出す。


「えええええ! なんだってー!?」

「その名前はいわないでえええぇぇ!?」


そして、きな娘は驚きのあまり"ポン"っと石ころを空中に解き放ち、それをすかさずお母さんが両手でキャッチすると――


 

――シュッ!!


 

「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



――ボフッ!!



大谷翔平もビックリするであろう豪速球をリビングのソファーに叩き込んだ。

 

 

☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ 


 ねぇ。

お母さんが先代だったなんて聞いてないよ。


『この親にしてこの子ありだな……』

 

☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△ ☆△

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ