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第103話 「動き出す歯車」

 あっという間に冬休みが終わり学校が再開した。こうなってくると進級が目の前に見えてくる。

 職員室の近くへ行くと最近は三年生の姿を見ることが多くなっていた。そうか、三年生はもうすぐ卒業、就職や受験を目前に控えているんだ。

 僕には三年生の知り合いは殆どいないからあまり詳しいことは分からないけれど、きっと来年の今頃は僕も……。

 

 進路かあ。いつの頃からか、進路やら将来のことを考えるとどうしても離れない言葉がある。それが何を意味するのかは僕には分からない。

 でも薄々は感じているんだ。これはきっと、未だに悩み続けている僕の答えを確定づけるものになりえるんだと。

 だから僕は、あの日からずっとあの言葉が離れないんだ。

 

 

 

 ずっと感じていた。あの二人との差を。きっと彼の中では昔の関係からあまり進歩できていないのかもしれない。

 でも、負けたくない。これで負けたら、何のために戻ってきたのか分からないから。そんなのは嫌だ。

 先輩達のことは嫌いじゃないけれど、だからって大人しく身を引くつもりは微塵もない。

 

 彼のことが大好きだから。

 

 

 

「え、そ、それは……?」

 

 胸の鼓動が秒単位で早くなっていく。それに合わせて息も段々荒くなっていった。それだけ私にとっては衝撃的なんだ。

 

「ああ、さっき連絡があったんだ」

「私が……」

 

 

 もしかしたら、私の人生においてこれほどのチャンスはないのかもしれない。行動に移すのなら――今なのかもしれない。

 私は会長に伝える。私の意思を。

 

「やります。やらせてください!」

 

 

 

 

  

 

「Hey,long time no see!」

「Hey,Paul」

「The show during this time was realy good!」

「Really? Thank you」

「Immediately,The next――」

「What happend?」

「Hey,Is this what you draw?」

「Ah,no.it`s what my daughter drew」

「Your daugter!?」

「yes」

「……」

「What`s up?」

「Hey,If possible――」

「What!?」

 

閲覧ありがとうございます。


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