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なんでお前は婚約者の顔が分かっていないんだ!?  作者: 重原水鳥


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13/15

【番外編01】カルロス・アルヘンタ 前編

※コピペミス? のようで、一部重複が発生し、本来後編部分にあたるお話が、なぜか入り込んだ上に謎に重複しておりました。コピペの仕方がおかしく、作者もどうしてこうなったかが分かっていませんが、投稿前の確認不足による出来事なのは間違いない事です。失礼いたしました。

 後編は当初、明日更新の予定でしたが、間違って一部を投稿してしまっておりましたので、公開いたします。


 カルロス視点のその後のお話。

 作中、さくさくと時間が経過していきます。


 番外編の為、本編の読後感が好きな方にとっては蛇足の可能性があります。

 カルロスの人生は、まさに順風満帆であった。まるで、若いころ、異母兄(バルトロメ)に苦労させられ、受け取れなかった幸運が人生の中盤から降りかかってきたかのようだった。


 小公爵として、カルロスは多くの人から尊敬され、羨ましがられた。それまでは自分を囲う人間もそこまでいなかったのが、手のひらを返したように彼らはカルロスの前で笑顔を浮かべ、褒めの言葉を告げて来た。こういう手のひら返しをしてくる人間を信頼出来るかは難しい所であるが、カルロスの気分を上げてくれるという意味では、必要不可欠な部品だ。


 元々は異母兄(バルトロメ)の婚約者であった、ミュールプフォルテとの関係も良好だった。そもそもミュールプフォルテと異母兄(バルトロメ)はまともな関係を築けていなかったので、カルロスが丁寧に紳士的に接するだけで、ミュールプフォルテをあっさりとカルロスに落ちてくれた。

 そんな姿に、


(深窓の令嬢だな。世を知らない)


 と、カルロスは思った。

 これは、初対面の時から抱いていたイメージから、そう異なっていない。

 大切に育てられたが故に、世間知らず。知識は知っているが、実体験が伴っていない。そんな女性だ。

 しかし、伴っている必要など殆どないだろう。何せミュールプフォルテは次のアルヘンタ公爵夫人となる女性なのだから、下々の、関わる事が少ない出来事など、把握する必要はない。


 それに、彼女の生家であるホワイトサファイア伯爵家でされたという教育は、アルヘンタ公爵夫人になるために必要な教育を全て網羅していた。深窓の令嬢という印象はあれど、それが貴族の女性として不足があった訳ではない。

 例えばだが、取得すべき言語はすべて覚えた上に、そこまで重要ではない言語も把握していた。カルロスですらまともに話せないような言語の国の人間とも、平然と会話をして見せる姿は驚いたものだった。


 そんなミュールプフォルテは、出会った当時は幼い印象がまだ強い少女だった。

 それが成長し、結婚式の頃には美しいというイメージの方が強くなっていた。それから数年経つうちに、肉感的にも雰囲気的にも、カルロスの好みに合うようになった。


 それもあり、夫婦間はとても良好であった。


 カルロスとミュールプフォルテの間に第一子が生まれたのは、結婚から二年後。カルロスと同じ髪色で、ミュールプフォルテと同じ色の瞳の男児だった。

 最初の子から男児であった事から、カルロスの両親であるアルヘンタ公爵夫妻からも喜ばれ、王家からもお祝いの品が山ほど届いた。また、ジュラエル王国からも、ミュールプフォルテの実家ホワイトサファイア伯爵家から荷物が届いた。


 その後もミュールプフォルテは全部で三人、子を産んだ。

 すべてカルロスの子で、揃って、瞳の色がミュールプフォルテと同じであった。一人ぐらいはホワイトサファイア伯爵家の証であろう白髪が移ってくれればと思ったが、カルロスと元伯爵令嬢の間に生まれた子たちは全て、白髪ではなかった。


(一人ぐらい白髪の子がいれば……ホワイトサファイア伯爵家から、より強い助力を得る事も出来たかと思ったのだが)


 と残念に思っても、仕方がない話だ。子供の髪の色も目の色も性別も、願った通りに必ずしも生まれてくるものでもないのだから。

 ミュールプフォルテが産んだ子供たちは全てカルロスの血を感じる容姿であったので、アルヘンタ公爵家としてはそちらの方を喜んで、満足しておくべきだろう。



 ――何故残念に感じてしまったかと言えば、ミュールプフォルテが第三子を妊娠していた頃、他国がカルロスたちの国に()()()()()をかけるという事案が発生した。その際、ミュールプフォルテが嫁いできた先についてきたジュラエル王国出身の騎士団が大活躍したのである。

 また、最前線に出る事になったアルヘンタ公爵軍の兵站部門の様々な懸念も、ホワイトサファイア伯爵家由来の者たちの力が、大きかった。また、終わった後にはホワイトサファイア伯爵家からも、「ミュールプフォルテへの贈り物」という体で、さまざまな支援物資が届いたのだ。


 なんと、心強かった事か。


 カルロスたちの結婚を機縁としてアルヘンタ公爵家とホワイトサファイア伯爵家は様々な事業などを起こしたり協力関係にはあったが、可能な範囲でホワイトサファイア伯爵家から様々なものが得られれば――そうカルロスは考えたのである。

 残念ながら父であるアルヘンタ公爵はそういうことはするつもりはないようであったが、ミュールプフォルテはホワイトサファイア伯爵の実子なのだ。もっと様々なものを、娘への贈り物として送っていてもおかしくないのではないか。そう思い、カルロスは頻繁に義理の両親にあたるホワイトサファイア伯爵家に手紙などを送った。


 この甲斐あってか、季節の折には様々なものが伯爵家から物が届くので、それで満足する事にしておいた。

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― 新着の感想 ―
「進攻ルロス」のあたりから文章がダブってる
ん?途中から、既出の文章になってる? これ、直るのかな?
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