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魔法とセカイの約束  作者: 河野陽莉


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The World Spins Againー①

 あの衝撃の試験結果から1ヶ月が経過した。グロースワ学園の生徒たちの会話の中心は、「さくらの主席」の話題で持ちきり。他学年の生徒は、賞賛の声が大きかった気がしたが、私たちの学年はほとんどがそうではなかった。非難の嵐。試験で違反をしただとか、隠し玉を使ったとか。なんならよくつるんでた私が、さくらの違反手助けをしたとか訳のわからないことをいう始末。さすがにその言われようには怒りの鉄槌を食らわせたが、まだ私も信じ切れていなかった。試験が近づいたときから急に実力をものにしたこと。あの学年を支配し続けていたレオを押しのけたこと。他にも`なぜ`があふれていた。まあ本音は、レオを押しのけてくれたことに感謝があるのだが。そんな最悪の空気のまま、学園の卒業式が執り行われる。今回は例年に比べてD以下の生徒が多いように感じるが気のせいだろうか、と感じたが試験が振るわなかったかと、この考えはすぐにどこかに飛んでいった。私は式典の席に座り、開始の時を待つ。



 席に座り数十分後、式が執り行われた。正直、式典などどうでもいい。それよりも卒業式が終わった後が、私たちにとっては肝心なのだ。それは優秀者からの()()。いわばチームの勧誘だ。今年は例年より多く、トップ5の生徒が領域またはフレームの長を務めることが決定している。領域が2名、フレームが3名だ。誰がどのポジションをやるかは成績で決まっているのだが、問題はそのチームに()()()()()だ。基本的にメンバーに上限はないが、そこまで魔法士は取らない事が基本である。なぜなら、同学年だけでなく、これから卒業するメンバーも、その者らが卒業すれば、推薦することができる。ならば多く増えすぎるよりも、優秀な人材をいかに選べるかが鍵となってくる。何も成果を出せなければすぐに守護者(領域やフレームに属するもの)は追放されるからだ。ならば、多く取ればいいじゃないかという奴が出てくるだろうが、色々複雑なんだ。



 式典中盤、卒業生代表の答辞が読まれるときが来た。もちろん、読むのは本学年で主席となったさくらだ。名前が呼ばれると堂々と登壇する。なんとなく予感はしていたが、やはりこうなってしまった。さくらの罵倒。苛立ちが収まらなかった。主にAやBそして進路が大きく変わるDクラスのメンツが、さくらに向けて罵詈雑言が放たれている。D〜Fは話など全部抜けていっているような、まるで抜け殻みたいだ。前年の卒業式に在学生として出席したが、ここまでではなかった気がするが。

しかしそんなことをはね除け、淡々と答辞を読んでいる。私なら絶対に自分の力であいつらを止めてから読もうとするから、いつものさくらを見て、私はなんだか安心した。尊敬という言葉が出てくるくらいだ。全く怯まないさくらに、野次を飛ばしていた奴らは徐々に収まっていった。手を出すのではなく全く動じない姿に、口を出すにも出せなくなったのだろう。ふと、私の目の前に座る今期卒業生2位となったレオを見つめる。予想に反して、レオは後ろから伝わってくるほどにさくらに興味津々だった。いつものレオなら、2位という結果に満足せず卒業式には出ないと思ったが、あそこまで静かに興味を持つのは珍しいなと思っていると、さくらは無事、答辞を読み終えた。




さくらの佇まいは、少し恐怖を覚えた。




卒業式は、無事とは言えないだろうが幕を閉じた。中庭に出ているのはCクラス以上しか出ていない。D以下は進路を学園に決められているからだ。それが何なのかは知らない。この周りにいる全員。Fからの下克上を成し遂げたさくらも、きっと知らないんだろう。

私はもうどこに行くか決まってる。最終学年になってからとある奴に推薦されている。だが今はあいつのもとで過ごしたいと思うけど。



「迎えに来たぜしー。」



そう私を呼んだのは本学年2位、レオだった。



皆さんこんにちは!ひよりです。

あの本当にすみません。昨日投稿ぽちするの忘れてました、、。

一日遅れの投稿です。

そしてそして、実はストックが今回分までしか出来ていないので、次の投稿は23日18時頃になりそうです。有言実行ならずですね、、


こんなひよこですが、次のお話もお楽しみしててください!皆さんが私の執筆の励みになってます。後1~3話程で学園での物語は一度終わり、新たなスタートが始まります。また、次のお話は新たなキャラクターがどんどん登場します!大きく動き出していくので、また見に来てくださいね!!

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