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巫女×狐  作者: モコリア
3/3

きつねさんと・・・

狐、いいよねー。

家に着く頃には、凛と狐はずぶ濡れだった。


「いやぁ、すごい雨だ・・・しばらく雨は上がらないなぁ・・・」


「・・・あ、あの、ありがとう、ございます。」


ぺこり。


お辞儀をする。なんとも丁寧だ。


「いやいや、君みたいな子は、放っておけなくて・・・」


「本当に助かりました。」


「・・・そういえば、名前は?」


「あ、はい!香織と申します!香るに織ると書きます!」


わざわざ漢字まで教えてくれた。


「香織・・・いい名前だな。俺は凛だ」


「凛さん・・・いいお名前」


「いや、香織さんほどでは。あと、呼び捨てでいいよ。さんとか、慣れてないから」


「分かりました。じゃあ、私の事は、香織って読んで下さい」


「分かった。じゃあ、とりあえず、お風呂入る?」


「なら、ご一緒に」


「・・・はい?」


「だから、ご一緒に」


「・・・いいのか?遠慮はしないよ?」


「遠慮なんか、する必要ありませんよ?」


「・・・なら、お言葉に甘えて」


その時の凛の顔は、誰が見ても分かるくらい赤くなっていた。



凛は風呂を沸かしたり、着替えを用意したりと忙しいが、彼は文句など言わず、むしろ子供の頃からの夢がついに叶ったと思うと、有頂天になってしまうほどだった。


(・・・はっ!いかんいかん!気が浮きすぎだ!落ち着け、落ち着くんだ・・・)


などと自分に言い聞かせる。


「香織さーん!」


「・・・香織でいいですよ」


「あ、ご、ごめん・・・って、いつからいたの!?」


「ずっと隣にいましたよ?」


「え、あ、マジ?」

「・・・忘れてました?」


「そ、そんなわけないだろ!」


「なら、いいですけど・・・」


「じゃ、じゃあ、入ろうか・・・」


「はい」


会話が終わると2人は風呂場へと向かった。



「あ、熱くないですか?」


「平気ですよー」


風呂場は湯気でお互いの身体が隠れているので、凛はホッとした。


(身体をまじまじ見てしまったら、確実に嫌われてしまうからなぁ・・・)


しかし香織が、


「窓、開けましょう」


「!!そ、それだけは!」


「なぜですか?」


「香織は少しくらい考えて下さい!」


「あ、香織って普通に言った」


「あ、本当だ・・・じゃなくて!」


「あら。別に気にしないわ」


「俺が気にするんだよ!」


(こいつ・・・男の怖さを知らないな・・・男がどんだけ猛獣か、香織はまだ知らないんだな・・・)


凛も年頃の男性だ。そういった知識は少しくらいある。だからと言って、襲いたいから襲うとか、そこまで理性がないわけではない。


「・・・まあ、とりあえず、暑くなってきたから、開けるね」


「ちょっ!!」


ガラガラ・・・


(か、香織の馬鹿野郎ーーー!湯気が!湯気が逃げていくーーーー!)


次第に互いの身体が見え隠れする。

凛はタオルを巻いてはいるが、何故か香織はしていなかった。

次第に視界が良くなり、香織の綺麗な肢体が明らかになる。


「ぶほわぁ!」


「だ、大丈夫?急にどうしたの?」

「い、いや、まず、何故タオルを羽織らないんだ!?」


「・・・そんなもの、とうの昔に捨てたー」


「オイィィィ!!」


「・・・それに、恩返しをしたいし」


ムギュゥ!


「あ、うぁ!?」


素っ頓狂な声を上げる。それもそのはず。香織の胸が凛の背中に押し付けられたのだから。


「・・・もちろん、身体で」


「!!?」


心臓の音がドンドン増していく。

今まで夢にまで見ていた展開。

しかし、いざ本番になると身体が思うように動かない。


「香織、さん・・・」


「何?」


「き、今日はこのくらいにしない?ほ、ほら、明日、学校だしさ・・・」


「学校・・・行きたーい」


「え?行きたいの?」


「うん、楽しそー」


「・・・ま、見学って事にしとけば、初日は問題ないけど・・・とりあえず、服は着てよ?」


「大丈夫、大丈夫。」


「なら、いいけどさ・・・」


そこで会話が途切れ、数分後、凛から先に出た。



凛の自室。


「はぁー、今日は一段と疲れが溜まったなぁ・・・よし、明日も学校あるし、寝るかな・・・」


と言ってベッドに潜り込もうとする、が。

先客が居た。


「・・・Zzz」


「・・・あ、あのー、香織、さん?」


「・・・んぁ。あ、凛・・・」


「寝ていいかな?」


「・・・」


グイ!


急に引っ張る。

不意をつかれ、引きずりこまれる。


「うわっ!」


ボフン!


「か、香織〜・・・危ない、よ・・・!?」


香織は、凛のYシャツを着ていたのだ。

下着は着けているものの、今にも胸のボタンがはち切れそうだ。


「凛・・・このまま・・・」


「え?あ、うん・・・」


しばらくはこのままだったが、次第に香織が眠気に襲われ、目を閉じる。

凛は、そのまま香織の身体の上で眠りに落ちた。


こんな感じで毎回進めて行きまーす

(短いけど、話数は多くなる・・・予定)

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