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プロローグ
まずは、昔に遡る。
子供の頃、僕は夢があった。それは、偉人になるとか、総理大臣になるとか、そんな事ではなかった。それは、
「僕、将来きつねさんと結婚する!」
きつね。もちろん動物である。何故、凜という少年は、そんな事を言ったのだろうか。それはすぐに分かった。
「僕ね、夢の中でね、人みたいなきつねさんに会ったんだ!なんか、白と赤の服をきていて、ちゃんときつねの耳が生えていたんだよ!それからね、僕はその人と結婚していたんだ!!」
周りの大人は、ただの夢だと言った。親でさえ同じことを…しかし、少年は、信じていた。いつか、その夢は現実になると。
ここから少年の夢は始まった。




