小ネタ 14 (2025.8~) ※最終更新2025.12
510.遠くで咲く花
デュークは一ミリたりとも気まずいと思っておらず、デイジーが気まずそうにしてるのも気付いていません。不審な輩が出ないか警戒し、出たら対処するのが仕事であって、口数が少ないのは組んだ相手(デイジー)が話しかけてこないから自分も同じように(仕事に集中)してるだけです。
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◆皇帝時代、相当に機嫌が悪い時のアベルへの城内の者達の対処法は第一位が「シャロン様を呼んでくる」だったので、政治的な意図とは別で切実に(心配と恐怖)二人の結婚を望んでいた人も多かったろうと思います。
シャロンが来ると、アベルは彼女を守るため無意識に「より冷静に」なろうとします。周囲の警戒と状況判断を失敗すると危険なので。
気を許せる友人でもあるため少し肩の力が抜け、そして機嫌が悪い原因の問題はシャロンに隠す必要がない事が多いので、意見交換する事で感情も含めて整理できる。
シャロンは当然のように軽食や飲み物を持ち込み、アベルに「俺はいい」と一蹴されても畏縮せずに「でも貴方、しばらく水すら口にしていないのでは?」と言えるので、内心納得したアベルが黙って水分や糖分をとってくれます。
昔と変わらず自分を恐れず穏やかに接し、時に諭してくれるシャロンをアベルは尊敬しているし、感謝もしているし、得難い存在であり、やはり兄には彼女しかいなかったと思っています。
図星を突かれ、それを認めるでもなく黙ってカップを取ってしまう時に、己の未熟な精神を見られているような気分と、それを受容されているむずがゆさを苦い気持ちで味わっている。
シャロンは誰より前に立って全て背負おうとするアベルを尊敬しているし、同じくらい心配でもあり、たとえ隣に立つ女性として望まれていなくても、彼を支えたい。
図星を突かれてカップを取る時などに黙りがちなあたり、素直じゃないのに素直なところが昔と変わらず可愛いな、とこっそり思っています。
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ツイーディア王国の五公爵家において、アーチャー家が筆頭とされる話はよく出ていますが、残りの四家の力関係的なものを考えると、
「血筋」ならシャロンの次にくるのはチェスターとジェニーです。母が隣国コクリコの王女であり、他国の王家の血を引いているため。
この序列はすなわち、アーチャー公爵家の長年に亘る揺るぎない貢献は、王家からも国民からも特別視されており、他国の王家の血より優先される、という事でもあります。
(「軍事的権力」はオークス家が主導していましたが、これは現在五公爵家より第二王子に寄っている事からやや別件の話になります)
「政治的権力」なら現当主が宰相であり、王妃セリーナの生家でもあるマリガン公爵家。
ただし政治から意図的に離れているホワイト先生には、現状あまり意味がないものです。
他国の王家と繋がるオークス家より勝っているのは、コクリコがツイーディアの内政に口を出す気がない事も理由の一つです。
「法的権力」…という言い方が正しいかはさておき、こと、法律関連に強い発言権を有するのは、現当主が法務大臣であるニクソン家。
ただこれも、有事の際に国王代理としての決定権すら有する特務大臣(アーチャー家当主)よりは低いと言えます。
残るドレーク家は、孤島リラに住んでいる事から中央での(政治的)権力は無いと見られがちですが、五公爵家としての発言権はきちんと有している他、代々が王立学園長という、魔法大国ツイーディアにおいて非常に重要な「魔法教育」を任された一族です。
他四家より明らかに立場が低いという事はなく、他国と戦争になった暁には、未来を担う若者(学生)を多く領地に匿っているために、守り抜く責任が伴います。
五公爵家の中で明確な序列は「アーチャー家が筆頭」のみであり、それも決して、普段から膝をつくような上下関係ではありません。
それぞれが国のため、星のため、家のために動いています。
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ハートをあしらった二人掛けソファに座らざるをえない状況になったとして、「どうしてこうなった…」という顔で考え込むアベルと、最初は可愛い椅子だとにこにこしてたのに徐々に照れ始めてちょっと黙ってしまうシャロン。
シャロンがぎこちない事に気付いたアベルは、意味不明な状況のせいで不安なのだろうと正しく察し、名前を呼んで手を繋いであげるし、きちんと目を合わせて「大丈夫だ。もし何か起きても、お前の事は俺が守る」とも言う。
シャロンは一生懸命自分を落ち着かせてから、反対の手を重ねて「私だって、貴方を守ります」と言うし、アベルは「それは心強いが、何で敬語なんだ」とくすりと笑う。
直後に激おこウィルフレッドが二人を助けるべく突入してくるも、どんな状況だったか知り「あと三時間くらい後にすればよかった」と呟く。
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487.堂々としてて格好良い
ホワイトが名乗る時に「…」と間が空いたのは、相手が一般客も含むため本名を名乗らざるをえなくて気が進まなかったからです。女子生徒の中には、彼が珍しく名乗るその瞬間が目当て、という人もいます。本当にマリガン公爵家の方なのだと実感できるため。
ゲームでのカレンは元々が自分に自信がない上、トラブルが起きるとすぐあわあわしてしまうタイプなので、ホワイトのような「背が高く強そうで何事にも動じなさそうで、頼りになる年上の男性」に惹かれたり憧れやすい傾向があります。
ゲームの攻略対象の中で年上はサディアス、チェスター、ホワイトの三人。
ホワイトのルートでは、彼がその印象通りというわけではなく色々と抜けていたり、確かに本人は動じてないけどそれでいいの?という場面があったりする中で親しみを持ち、気になったり心配したりもっと知りたいと思ったり。
《学園編》のホワイトにとって、カレンは終始一貫して「薬や植物に興味のある生徒」でしかないため、ルートとして成立しているのは、大人になった《未来編》でなんとか彼を補佐する立ち位置に滑り込んでいたカレンの努力の賜物です。
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夜な夜な悪魔退治を頑張るシスターシャロンをそれとなく助けてやるけどその時絶対に顔は見せないし、昼間に街中で会う青年(自分)が正体だとは知られたくない吸血鬼アベル
なお後にシャロンを庇って大怪我した時にバレるし強制的に血を飲まされて(回復のため)シャロンの押しの強さにびっくりする
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いざという時のシャロンの押しの強さを見た時、
ウィルフレッドは喜び、アベルは固まり、チェスターはぽかんとした後に笑い、サディアスは困惑し、ホワイトは瞬き、ジークハルトは爆笑する。
そんなイメージがあります
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517.私をよろしくね
誰の魔法で飛び降りるか問題、実は「騎士(リビー)がアベルを支えて魔法で降り、シャロンは単独で魔法を使う」というごく普通の手段があるのですが、アベル&シャロンは二人で飛ぶ事に慣れ過ぎて失念しており、リビーはアベルが考えるままにやればいいと思っているので止めません。
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誰とは言わないのですが、結婚後初めて夜中に帰ってきた時に、先に寝てる嫁を誤って起こしたくないという理由でソファで寝て、結果的に翌朝「そういう事はしないで」と叱られてそう
目覚めた時隣に誰もいなくて少し寂しい思いをして、しゅんとしながらも「仕方ないわよね」と口元だけ微笑みを作り、水でも飲んでからもうひと眠りしようと起き上がったところ、ソファで寝ている夫に気付く午前4時
これは抗議です
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