第61章:洋上の不審船と、海賊たちの「強制就労」
聖都を離れ、一路「オキナワ・エデン」へと向かう魔導戦艦・盆山丸。しかし、洋上の「現場」には、盆ちゃんのプロ意識を逆撫でする不安全要素が待ち構えていました。
第61章と第62章を執筆します。(AI談
第61章:洋上の不審船と、海賊たちの「強制就労」
「……おい、支店長。さっきからあの黒い船、こっちの左舷にやけに接近してきてるぞ。割り込みか? それともあおり運転か?」
盆山丸の広々とした展望デッキ。盆山茂(盆ちゃん)は、双眼鏡越しにドクロの旗を掲げた巨大なガレオン船を睨んでいた。
それは、この海域を支配し、数々の国家を震撼させてきた伝説の海賊団「ブラッド・シャーク」の旗艦だった。
「がはは! 盆山殿、あれは海賊だ。この豪華な船をお宝だと思って、強奪しに来たのだろう」
魔王(支店長)がビールを片手に愉快そうに笑う。
「……強奪? 現場の資材を盗むたぁ、いい度胸じゃねえか」
その時、海賊船から「ボムッ!」という音と共に、魔法の接舷フックが盆山丸のピカピカの船体に突き刺さった。
「ヒャッハー! 運のねえ金持ちどもめ、その船の宝石を全部……って、痛ぇ!? なんだこの壁、硬すぎだろ!」
船体に飛び移ろうとした海賊たちが、盆ちゃんが施した『セラミック・コーティング』のあまりの滑らかさに足を取られ、次々と海へ滑り落ちていく。
「……こらぁ!! 誰が勝手にフックを打ち込んでいいと言った! 船体(上物)に傷がついたらどう責任取るんだ! レルちゃん、接収だ!!」
「了解です、親方! 『不法侵入者・一括クレーン吊り』、行きますっ!」
レルちゃんが操縦席のレバーを引くと、盆山丸の荷役用クレーンが光の速さで駆動。海賊たちを一人残さず、蜘蛛の子を散らすように釣り上げ、デッキの中央にドサドサと放り投げた。
「ひ、ひぃぃ! 助けてくれ! 俺たちはただ、この豪華な船を……」
「うるせえ! 壊した塗装の修復費用、体で払ってもらうぞ。ちょうどオキナワに帰ったら、大量の荷揚げ作業が待ってるんだ。……おい、お前。体力だけはありそうだな。今日からお前らは**『盆山工務店・海運荷揚げ部』**だ。ヘルメットを被れ!」
「「「は、はいっ! ご安全に!!」」」
死を覚悟した海賊たちは、盆ちゃんの威圧感に気圧され、渡されたオレンジ色の反射ベストを涙ながらに着用した。こうして、伝説の海賊団は「更生」という名の「強制労働」へと組み込まれたのである。




