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後書きに代えて



 思いつきで始めたエッセイに、お付き合い下さり、ありがとうございます。だいたいいつも、(なんでこんなものを書いたんだ、自分……と)書き始めてから後悔するのです。

 今回も、思いがけず読んで下さる方がいて、嬉しいやら恥ずかしいやら、恐縮しております。


 「医療エッセイ」と言いつつ、楽屋話が中心で、期待外れだった方もいらっしゃるかもしれませんね。


 医療は、(日本では)公的に提供される一方、かなり個人的なものです。患者さま一人ひとりの病状だけでなく、生活習慣や仕事、家族関係、経済状況にまで関わります。個人の生きざまや、時にはむき出しの感情に触れることも多い。

 そういうものは、ひとの興味をひきます。医療や事件を扱ったTVドラマやフィクションが絶えない理由と思われます。


 医療現場を取材し、調べ、フィクションを創っている方たちは、さぞ気を遣っておられるだろうと思います。『ド◯ター・コトー』や『コウ◯ドリ』など、モデルとなったスタッフや救急現場の方たちには、敬意を表します。

 でも、あれらはフィクションです。都合よく創り上げた患者像であり医療者であり、結末ありきの「物語」です。

 残念ながら、現場は「物語」のように綺麗ではありません。理不尽なこと、やりきれない思いをすることが、沢山あります。


 今回、架空の事故を想定し、救急現場の医療従事者の行動をえがいた小説の一部を公開しました。私には、あれ以上現場に即した「物語」を書くことは出来ませんでした。守秘義務だけではなく、知りすぎると、そこから思考を離すのが難しくなるのだとご理解下さい。



 私たちも人間ですので、叩けばいろいろとでてきます。ネタは尽きないわけですが、あまりだらだら続けるものではない気がします。この辺りで、いったん筆を置かせて下さい。

 期待はずれと思われた方には、申し訳ありません。面白がって下さった方、ありがとうございました。気が向けば、再開するかもしれません。

 また別の作品でお相手して頂ければ幸いです。


 ありがとうございました。


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