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私、無意味な単純作業は嫌いじゃない。

前回のあらすじ


無駄にスキルを作ることにした。

【物理攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の物理攻撃力を上げる。》

【物理防御力UP(他人指定)】《指定した人の物理防御力を上げる。》

【魔法攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の魔法攻撃力を上げる。》

【魔法防御力UP(他人指定)】《指定した人の魔法防御力を上げる。》

【火属性攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の火属性攻撃力を上げる。》

【火属性耐久力UP(他人指定)】《指定した人の火属性耐久力を上げる。》

【水属性攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の水属性攻撃力を上げる。》

【水属性耐久力UP(他人指定)】《指定した人の水属性耐久力を上げる。》

【風属性攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の風属性攻撃力を上げる。》

【風属性耐久力UP(他人指定)】《指定した人の風属性耐久力を上げる。》

【土属性攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の土属性攻撃力を上げる。》

【土属性耐久力UP(他人指定)】《指定した人の土属性耐久力を上げる。》

【光属性攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の光属性攻撃力を上げる。》

【光属性耐久力UP(他人指定)】《指定した人の光属性耐久力を上げる。》

【闇属性攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の闇属性攻撃力を上げる。》

【闇属性耐久力UP(他人指定)】《指定した人の闇属性耐久力を上げる。》

【物理攻撃力down(他人指定)】《指定した人の物理攻撃力を下げる。》

【物理防御力down(他人指定)】《指定した人の物理防御力を下げる。》

【魔法攻撃力down(他人指定)】《指定した人の魔法攻撃力を下げる。》

【魔法防御力down(他人指定)】《指定した人の魔法防御力を下げる。》

【火属性攻撃力down(他人指定)】《指定した人の火属性攻撃力を下げる。》

【火属性耐久力down(他人指定)】《指定した人の火属性耐久力を下げる。》

【水属性攻撃力down(他人指定)】《指定した人の水属性攻撃力を下げる。》

【水属性耐久力down(他人指定)】《指定した人の水属性耐久力を下げる。》

【風属性攻撃力down(他人指定)】《指定した人の風属性攻撃力を下げる。》

【風属性耐久力down(他人指定)】《指定した人の風属性耐久力を下げる。》

【土属性攻撃力down(他人指定)】《指定した人の土属性攻撃力を下げる。》

【土属性耐久力down(他人指定)】《指定した人の土属性耐久力を下げる。》

【光属性攻撃力down(他人指定)】《指定した人の光属性攻撃力を下げる。》

【光属性耐久力down(他人指定)】《指定した人の光属性耐久力を下げる。》

【闇属性攻撃力down(他人指定)】《指定した人の闇属性攻撃力を下げる。》

【闇属性耐久力down(他人指定)】《指定した人の闇属性耐久力を下げる。》

【火属性付与(他人指定)】《指定した人の持ってる武器に一時的に火属性を付与する。》

【水属性付与(他人指定)】《指定した人の持ってる武器に一時的に水属性を付与する。》

【風属性付与(他人指定)】《指定した人の持ってる武器に一時的に風属性を付与する。》

【土属性付与(他人指定)】《指定した人の持ってる武器に一時的に土属性を付与する。》

【光属性付与(他人指定)】《指定した人の持ってる武器に一時的に光属性を付与する。》

【闇属性付与(他人指定)】《指定した人の持ってる武器に一時的に闇属性を付与する。》


……っと。

あと、属性関係無いステータス項目は……


――命中、回避、痛恨。知力、筋力。……運。とか?


……あ。運以外、いらないかも?

だって命中とかって、ゲームだと確率%だし?今は本人の実力次第。知力も本人次第。筋力って“ぱわぁ”だよね。急に上がっても調子狂うじゃん?

――だから、運以外は却下しよっ。


【運UP(他人指定)】《指定した人の運気を上げる。》

【運down(他人指定)】《指定した人の運気を下げる。》


……と。

ネタ切れ。疲れた。あと何かあるかな?思い付けない。


「……ま、魔力の消費抑えるやつと、闇属性の攻撃力上げるやつと、光属性の攻撃力上げるやつで、もう良いかなぁ。」


独り言っぽく呟いて、助言を求める。


だって、ゲームはボッチのごり押ししてたから戦術とか協力プレイとか分からないし。

正直、敵の防御力を下げたりするスキルって、使った事無いんだよね!ターン性だから、防御力下げてる暇あるなら攻撃した方が良かったもん。ボッチだから手数が足りないんだよね!



……チラって隣見れば、世良愛菜ちゃんは真っ直ぐ前を見たまま。透明な瞳でメンバーさん達が『魔ウサギ』っていう、一番弱い魔物を相手にしてるのを見つめてる。


――ピョコピョコ跳ねて、大変そう。足止め系のスキルいるかなぁ?


【捕縛5秒(他人指定)】《指定した人の動きを5秒間止める。》


別に、30秒でも良いのよ?1時間でも、1日でも、死ぬまででも。

……でも、そこまで役立ちたくない。使えなくて要らないのは嫌だけど、役立ち過ぎるのもヤだ。程々(ほどほど)で良い。


…………あ、目立ちたくないからか。

役立ち過ぎれば、絶対目立つ。視線集まるとか、嫌。過大な期待とか、無理。人に見られながらやると、私は必ずってくらい失敗する。

目立たず、静かに、空気のように。――それが理想。


まぁ、万が一の念の為。

【捕捉∞秒(他人指定)】《指定した人の動きを止める。術者以外の解除は不可。》

100%使わないけどさ。不器用だもの。咄嗟に使えるわけがない。……ってしっかり言っておけば、もしかしたら緊急時にコレの存在を思い付くかもしれないなんて。


「あ、でも光属性の攻撃力上げるよりも、敵を足止め出来る方が良いか、な。……5秒だけだけど。」


情報も更新。でも、相変わらず反応ない(泣)


見ている限り、八重鈴夏ちゃんの聖魔法(光属性)の攻撃は『光球』だけ。後二つのスキルは、仲間を守る為のもの。だから火力は弱め?

でも中野さんの暗黒魔術(闇属性)は、さっきからドッカーン!!ドッカーン!!してる。パーティー内で唯一の高火力なんじゃないかな。

高倉さんのスキルは『鍛冶』。がっつり生産スキルだから、ハンマー振っても当たってない。戦闘は初心者な状態っぽいかな?近接戦で隙の多い武器だし、かなり危なっかしい。

『盾槍』さんの少し後ろを立ち位置にして隙があれば、タッタッ、ブン!、スカッ、ヒェェ。ダッシュで戻る。って感じでしてる。


で、『盾槍』さんこと片桐柊くんは自身に敵の注目を集めつつ、敵の攻撃を盾で受けてる。……所謂ナイト職業なのかな?火力は弱いけど体力多くて、挑発しては敵の攻撃を全部受けてくれるやつ。


で、一番後ろで水色に光ってるのは糸川さん。手にはハープを持ってる。

ハープは城からの支給品だね。練習用の安物だけど。

でもしっかり武器選択のスキル持ちさんが、その人にピッタリの武器を選んでくれたから、まぁ初心者の間の繋ぎ的な感じでずっと使って良いらしい。


因みに私は手に持つ部分がヒョウタンみたいにキュって凹んだ形のシュッとした杖。赤くて小さなひし形の石も付いてる。

感覚としてはすごくしっくり来る。

でも本来の私のスキルに武器は必要ないせいか、武器選択スキルの人は微妙な顔してたように見えたけど……。大丈夫かな。バレてないよね?


『魔物使い』の世良愛菜ちゃんの武器はタクト。……っていっても、形としてはアニメに出てくる魔女っ子が持ってる杖みたいなんだけどね。先端には“無駄にラメってるお星さま”とは違って、球体の蒼い石がついてる。



――ん、ん。


(可愛い後衛ちゃんが、杖で接近して来た魔物を咄嗟に『えーい!><』って殴ったりする事あるよねー。 でも世良愛菜ちゃんの杖って、先端石だしすぐ砕けそうかも?)って思ったら、ふと思い付いた。


突、打、斬、っていう、攻撃種類もあったよね!

無駄にスキルを増やしませう。



【突属性攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の突属性攻撃力を上げる。》

【打属性攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の打属性攻撃力を上げる。》

【斬属性攻撃力UP(他人指定)】《指定した人の斬属性攻撃力を上げる。》

【突属性攻撃力down(他人指定)】《指定した人の突属性攻撃力を下げる。》

【打属性攻撃力down(他人指定)】《指定した人の打属性攻撃力を下げる。》

【斬属性攻撃力down(他人指定)】《指定した人の斬属性攻撃力を下げる。》

【突属性防御力UP(他人指定)】《指定した人の突属性防御力を上げる。》

【打属性防御力UP(他人指定)】《指定した人の打属性防御力を上げる。》

【斬属性防御力UP(他人指定)】《指定した人の斬属性防御力を上げる。》

【突属性防御力down(他人指定)】《指定した人の突属性防御力を下げる。》

【打属性防御力down(他人指定)】《指定した人の打属性防御力を下げる。》

【斬属性防御力down(他人指定)】《指定した人の斬属性防御力を下げる。》



――はい。そろそろ昼休憩みたいです。午前中、なんもしてないやー。


「ケホッ、ケホ……。」 む。咳出た。砂埃のせいかな。




昼ご飯は、もろ食堂みたいな作りの広い部屋で食べるみたい。あ、場所のマーキングしとこ。

今更気付いたけどさ、【マップ】って迷わない為のものなのに何処にその部屋があるか分からないとかダメじゃんね!


スキル頼りで、自室と訓練場と、昨日召喚された場所と卵の部屋と、グループ作ったのは今日もいた訓練場で、あと立食パーティー式の昨日の夕御飯の部屋とお風呂(浄化魔法かけてもらえる部屋)……も、登録かな。


とまあ、そんな事は置いておいて。


お盆持って、順番待ちの列に並ぶ。前に進みつつ、たくさん種類のあるおかずの中から、一番小さいお皿のサラダと一番小さいお皿のメイン(アッサリめの肉)とパン一つを取って列から抜ける。

少食だもの。無理しませぬ。


人だかりから離れて、ボーッとみんなを待つ。


食堂には異世界召喚組だけじゃなくて、騎士さん達やメイドさん?達もいる。

スゴいね。主に騎士さん達が、大皿に乗った山盛りおかずをみんなで取り合いしてるよ。ガッツリ食べる人達なんだろうなー。見てるだけで食欲失せそう。



「マキちゃん、こっちー!」


呼ばれた。

私は声のする方に振り向いて、人入り乱れる周囲に気を付けながら糸川さん達の方へ向かう。


『そんなに少なくてお腹空かないの?』って聞かれちゃったけど、あの中で一番小さいってだけで、十分大きいし量も結構多いんだよ?……頑張って全部食べたら、やっぱり少しお腹が苦しくなっちゃうし。


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