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私、勇者召喚されたみたいだけど、異世界に来たからって何かが変わるワケじゃない。  作者: たんぽぽ
第二章 ねぇ、一人でいる方が幸せだと思うけど。
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ねぇ、ピン!って来たっ!

――おっ?

しばらく走ってて。

なんか良さそうな場所見つけた。


断崖絶壁。これ以上先に進めそうにないくらい、目の前にそびえ立つ崖。

その1ヶ所に、小さな洞穴があった。





――走りながら、ふと思ったんだぁ。おーちの場所。『地下掘れば?』って。


人のいない場所、来ない場所にヒッソリ住みたい。……地上は、魔物とか人間とかが闊歩してる。それはどこに作っても同じ。空中か地下なら、確実に誰も来ない。でも空中は、空を見上げれば存在がバレそうだし……、なら地下にしよう!って。

それにコッソリと敷地を広げていけたら、きっと楽しいだろうなー!って。地下ならそれが無限じゃん?



そして見つけた小さな洞穴。

なんか、見た瞬間にピン!って来た。うん、ここにしよっ!ここが良い!


見た目はただの浅い洞穴。でも実は、地下世界への秘密の入り口。そんな感じ?――だって何も無い平らな所に地下直通の穴掘ったら、不自然に空いた落とし穴みたいになっちゃうじゃん?バレバレになる。


周りを見渡せば……。うん、木しかない。秘境感たっぷり。


で、気付いた。もう夜明けみたい。夜の闇が薄れてく。……完全に夜更かししちゃったなー。

……でももう、早起きなんてしなくていい。好きな時間に寝て、好きな時間に起きれる。無理して起きなくても良いんだー。


あ。でも、今は寝れないかな。寝る場所が無い(笑)



――取り敢えず、っと。


洞穴に足を踏み入れた私。

ん、奥に生き物はいないね。



【クリエイト】《想像した物を作り出す。》作成。

もわわー!ってイメージして、【クリエイト】使用。同じものを複数個作った。

火の玉の形をした白い灯り。ゲームみたいな、地面に置いて明かりを確保する感じ。まぁ、普通の光源だね。


明かりを置きながら、私は洞穴の奥に進んでく。……だって真っ暗なんだもん。


テクテク歩いて、明かりをポンって置く。何度か繰り返せば、すぐに突き当たりに着いた。分岐も無く、綺麗な一本道だった。

奥行きは、……んー、【マップ】を見た感じだと50mくらいかな?目測で測るのは無理。測れない。



明かりを置いて歩いたから、洞穴の中はまぁまぁ明るくなった。

んー、後は。……取り敢えず、簡易的に。




入り口の方に戻った私。


【クリエイト】『壁』

一時的に入り口の穴を塞ぐ壁。外からは、ここに入り口がある事が分からない感じに。


デン!って、目の前に壁は現れた。外からの光を遮断して、中は一瞬で暗さが増す。

……むぅ。全部埋めたら外から確認出来ないじゃん。私ってばアホ。

どうしようかなぁー。うーん……。







――あ。……あ、れ?



なんか急に、頭痛くなってきた。あと若干気持ち悪い。重たい頭を支えるのが辛い。……酷いタイプの頭痛かな。脳ミソの血管がドックン、ドックンしてる。

この頭痛、何度か経験がある。体を起こすのもダメで、ゴロンって寝てるのが一番だけど、睡眠的な意味では痛すぎて寝れないやつ。


頭が重たくて、体を起こしているのが辛い。

ん、地面はわりと綺麗だし、ここで寝ころがっちゃえ!


そう思ったんだけどなー。

……ゴツゴツしてるから、若干背中が痛いんだけど。



【クリエイト】『お布団』

バフッ!って出して、そのままゴロゴローっと。地面に寝転がった服、そのままお布団に入っちゃったけど、今回だけは本当勘弁。……あァァ。ゴロゴロしただけで、脳ミソがシェイクされて気持ち悪いよぉー。うー!



お布団被って『うー!うー!』言ってるけど、そんなすぐに痛みが引くワケ無くて。



……ふと気になって私のステータスを開けば、……あぁ、やっぱり?

『状態異常』の欄に“魔力枯渇”と。

状態異常だとは思わなかったけど、何かしらはあるような気がしてた、うん。


……大人しく寝ようか。

魔力は、寝れば回復したはず!


【目覚まし時計】目覚める時間は設定しない。危険が迫ってる時だけ目覚める様に。

後、すぐ寝れる機能を使う。……だって、痛くて寝れないんだもん。





――ではでは、おやすみなさい。


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