第3話 飴璃の過去
飴璃「な、な、な、なんで!?なんで知ってるの!?」
月夜「ふふん!よくぞ聞いてくれました!!私、実は!夜空の住民!それも国王の愛娘なんです!
!」
飴璃「えー!?立派なお貴族様じゃん!すごい!!じゃなくて!なんで私の願い知ってるの!?」
月夜「それはだって!毎年お父様がルーレットで願い事誰の決めるか決めているんだもの!わかるでしょ!」
飴璃「なんか嫌だ!その決め方!!夢がない!!ルーレット!?もっと他にいいのあったじゃん!!」
月夜「えー?くじ引きとか??」
飴璃「どっちにしろ変わんないわい!!」
月夜「それで?どんな能力を貰ったのさ」
飴璃「お菓子で人を癒す能力…。」
月夜「いいじゃん!すごくない??」
飴璃「え?」
月夜「いいなー!私憧れるよ!回復なんて使えないから!憧れちゃうなぁー!」
飴璃「そうかな、別に私の能力なんてそんな良いもんじゃないよ。」
月夜「いくらルーレットで決められてたとしても、能力は能力、願いは願い。願いが叶うだけでもすごいのに。それに、飴璃の能力はいつか絶対にいいものだって気づけるはずだよ!私が保証してあげる!!」
飴璃「!!」
月夜「なになにー??どうしちゃったんだい。飴璃ちゃん!」
飴璃「なんだその言い方!照れるもんは照れるじゃん…。わ、私、元々看護師になりたかったんだ。でも、お父さんが和菓子屋やってて、その味もすっごく好きでさ。ある日、常連のお客様が倒れちゃったの。その日はちょうど看護師の叔母が来てて、お客様を助けてくれて…!ほんとにかっこよくて!!そこから看護師を目指そうと思ったんだけど…。ね?」
月夜「だけど?」
飴璃「結局、小学校3年生の時にお前にそんなことできるわけがないって言われて諦めちゃったんだけど、心の奥底では諦めきれてなくて…そうしたらこの能力が使えるようになったんだー。」
月夜「いいね!いいね!とってもいいね!!諦め無い気持ちが大事だよ!!諦めたらきっと能力に気づけなかっただろうし!!」
飴璃「ありがとう!月夜!月夜のおかげでちょっと自信ついたかも!」
月夜「それは良かった!!もっと褒めてくれてもいいんだよー??」
飴璃「やっぱ今の無しー!!」
月夜「えー!ひどい!!」
飴璃「それより早く行こー!」
月夜「うん!」
月夜「そういえば何歳なんだっけ??」
飴璃「14歳!同い年ね!!」
月夜「同い年のトモダチなんて初めて!!これからよろしくね!!飴璃!」
飴璃「トモダチ…?う、うん!よろしく!!月夜!!」




