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とある人に捧げる百篇の詩  作者: 橋本洋一


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貴女の痛み

貴女の痛みを僕に分けてください

背負ってみせますから

耐えてみせますから

だから無理をしないでください


だけど貴女は受け入れない

僕のことを気遣っていて

大事にしてくれるから

だから一人で無理をする


僕は貴女に認められたい

貴女の傍らに寄り添って

支えられる人になりたい

それくらい強くなりたい


希望を述べても

切望を並べても

絶望へと変わる

失望へと変わる


貴女が居なくなるまで

僕は貴女を愛します

貴女が居なくなった後でも

僕は貴女を忘れません

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