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世界に彼女を刻もう

世界にインクを垂らそう

純白のキャンバスに

漆黒のインクで模様を作ろう

彼女が居た証を残そう


世界に足跡を印そう

輝く白の砂浜に

鈍い黒の足跡で道を作ろう

彼女が居た証を残そう


彼女は世界から消えてしまった

彼女は世界から見失ってしまった

誰も彼女を覚えていない

誰も彼女を気にしない

だから僕が彼女を覚えていよう

だから僕が彼女を記憶していこう

それが僕の役割だから

それが僕の役目だから


世界に彼女を刻もう

傷一つない綺麗な空に

名も知れないナイフで刻もう

彼女が居た証を残そう

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