そして、黒き死の森と呼ばれるようになった。
二話連続投稿。一応これで完結です。エピローグ的なものだから短いです。
この世界に神様に連れてきてもらって、好き勝手に生きてきた。
人で遊んで、絶望に陥らせて。そういうことばかりずっと行ってきた。
地球でできなかった事を私がしたかったってそんな風に思っていたから。地球ではできなかった事を思いっきりやって遊びたいってそんな風に思っていたから。
自由気ままに、やりたいようにやって。
そうして犠牲者は増えていった。でも屍の数は私がそれだけこの世界で生きてきた証で、私は『魔人』っていうこの世界における悪役なのだから、『悪役』らしく生きる。そう、そう私が望んだ。
ふふふ、もし私が『勇者』とかそういう立場でこの世界に召喚されたならば『勇者』って枠組みの中で頑張ろうかなって思ったかもしれないけどさー。私は『魔人』としてこの世界にやってきたわけで、だから私は『悪役』として生きている。
それに私的には悪役の方が私には向いているって思うしね。
あはははははははっ、『魔人』としての生活は本当に楽しいよ。こうして好き勝手に生きられるなんて思ってもいなかったし、おまけに殺されない限りずっと生きていけるのも私にとって嬉しすぎる事実である。
眷属の子を手に入れるって目的も達成できて、エルフの里もレルナ(眷属のエルフの名前)の情報で簡単に落とせたし、レベルも随分上がった。あとMP回復薬を使ってレベル上げも楽になったしね。女優ちゃんに大感謝だよね。
私のダンジョンをもっと面白いものにするために―――まぁ、えげつない仕様にしたい私だから色々レベルが上がったポイントを使って遊んでいるんだ。
ふふふっ。一撃必殺の罠とかも楽しいよね?
わざわざ攻略できるようにしてあげる必要性は全くないわけで、色々工夫されていたりするんだよー。
モンスターたちもあれから色々と学んで、益々戦闘技術に磨きがかかっていて、良い感じに育ってたりするんだよね。
あとね、そんなこんなでダンジョンを強化していたら私のダンジョンに『黒き死の森』なんていう名前がついたの!
かっこいい名前でしょう?
そんな名前がつくほど、私のダンジョンが有名になったのが私は嬉しいよ。
まだまだ高レベルの冒険者には油断は出来ないけれども、それでも世界に認められる攻略難易度の高いダンジョンになったってことだもの。死人も沢山出てるしね。
あとは、中心部、宝石が埋まっている場所まで冒険者をたどり着かせないほどに拡張したり、強化するのが目標かな! だってもっと攻略不可能なダンジョンにしたいもん。
目標も、やりたいことも沢山ある。
だから私はこれからももっと沢山この世界で遊んで、自由に生きていくんだ。
というわけで一応これで終わりです。
気が付けば長々と亀更新になっていた作品ですので、キリが良いとこで書きたいこと書き終えたら完結させようと思って書ききりました。
ダンジョン経営というより、愛が好き勝手に遊んでいるだけの物語になってしまいましたが、私的には凄く楽しんで書くことが出来ました。
悪役ならばとことんためらうことなく悪役をやっているキャラの方がどちらかというと好きです。ダンジョンものとかを読んでいて、どうせならこういう子書きたいなと生まれたのがこの話ですが、読者様的にはどんな感想を持たれたでしょうか?
愛は好き勝手に、引くようなこともやるので読者様に愛はどう思われているのかという不安はありますが、私は愛が気に入っているので、また気が向いたら愛の物語も投稿すると思います。
では、ここまで読んでくださりありがとうございました。
2016年1月12日 池中織奈
※眷属のエルフの名前間違えてて訂正しました。




