表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/54

第七章、私生活

卸本町の蜃気楼、パターン2(過去からの訪問者)オリジナル

http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1515515.html

明くる日..。



春実の店Dear storeから、直子と春菜を乗せて、柿本クリエイトに向かう最中であった。



直子が急に春実の車の中で、「ジュース飲みたい」と、言った。



春菜は、「そこの角のコンビニ寄ろうか!」と、答えると、



春実はコンビニの駐車場に車を着けた。



店内に入る四人は、直子の後に着いて行った。



直子は店内を見回すと、「明るい何でも屋ね」と、溜息を付いた。



ドリンクコーナーの、冷蔵庫の透明のガラス扉越に、ジュースを選んでいたが。



直子、「色々有り過ぎて、どれを選んでいいか迷うのよ!」。



確かに43年前と比べると、ジュースの種類は相当増えていた。



すると扉を開けて昔から有る、



炭酸ドリンクを手にした直子、「やはりこれが 一番ジュースの中では、



刺激的ね!」と、答えてレジに向かった。



それを聞いた春実は、「昔のお姉様は、言う事も味が有るのぉ~」と、感心していた。



春菜、「そう言われると、定番のこのドリンクも、美味そうに感じるから不思議!」と、



春実と春菜は、顔を見合わせて笑った。



ドリンクをレジに置いて、店員がバーコードを読み取る機器に、



そのドリンクに記載してあった、バーコードを当てると、



ピッ と、 音を立てて、レジのモニターに、値段が現れた。



それを見た直子は、「これで値段が解るなら、



黒い線一個 態と剥がしたら、



値段安くなるかしら?」と、考えていた。



春実と春菜は何も言わずに、首を振った。



早速車に戻り、プシュっと蓋を捻ると直子は、「このポットボトルって奴、



何だか味気無いのよ、ビンじゃ無いし..」。



春菜、「直子さんペットボトルです!」と、間違いを指摘した。



直子、「最初それ聞いた時、犬の飲み物かと思って引いたわよ!。



何でこの時代の人は、ペットの飲み物飲むのかと。



気持ち悪いから私は、ポットボトルって呼んでるのよ!」。



春実、「わらわ寄り、自己解釈よの!ワ、ハ、ハ、ハ、ハ!」。



春菜、「解ってらっしゃる!」。



直子は一口飲むと、「わぁお~!、美味しいぃ~!、何だか味が違うわよ!」。



実は板チョコと同じで、パッケージは43年前とあまり変わっていないが、



レモンを入れたり糖分を抑えたりと、味を改良したので、昔のジュース寄り、



味はまろやかだった。



春菜、「そ..そうなのよ!、気が付いたのだけど、昔と今では同じ物でも、味が違うの!」。



春実、「そう言うものかのぉ~」と、頷いていた。



会社に戻ると、相変わらず暇そうな三人集が居た。



それを見た春実は、「春菜この者達も、大幅な変化が有った様じゃ!」。



直子は椅子に座り、「変わったのは外側だけで、中身は変わって無いわよ!」と、答えた。



洋子、「何が変わって無いって?」。



春実、「傲慢な欲望..」。



圭子、「益々酷くなったわよ!」。



良子、「旦那には逃げられるは、株買い占めて、会社のっとろうとするは、



取得失敗で借金抱えるは..」。



洋子は激怒して、「うるさ~い#!、うるさい#、うるさい#、うるさ~い#!」。



春菜、「まったく変わって無い、怒り方が..」と、呆れた。



(http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/60922568.html)



良子、「そんなに怒るとまたあんた、ドアで顔ぶつけるわよ!」。



圭子、「それは覚えているわよ!、電気屋の兄さんにいきなり、物置のドア開けられて、



鼻血出した顔、今でも忘れないわよ、アハハハハハ!」。



春菜、「罰が当たるって、あの事ね!」。



春実、「それは見たかったでござる!、



この会社が叔母さんの借金、一部肩代わりしておるでの~!



そのくらいは、楽しませて欲しいものじゃ」。



圭子、「私の持ち株まで売って、あんたの借金に宛がったのだからね!、



文句は言えないわよ!。



ちなみに今の会社の稼ぎと、今までのあんたの儲けは、



ぜ~んぶ春菜のお陰だと言う事も、忘れては困るわよ!」。



洋子は、「わ..解っているわよ」と、自省した。



そして午後も3時を過ぎた頃、三人集と春菜は有楽街に足を運んだ。



大昔は映画館だった場所に佇んでいた。



洋子、「何だかここも、不景気に煽られてる有様だね」。



1980から90年代には賑わっていた、このビルも今では、周りの店舗に押され、



尚且つ不景気で、テナントが入りにくい状況で、今は影を潜めていた。



圭子、「昔、春菜が言っていた様に、何階建てのビルか忘れる程、



影が薄いビルになったわね..」。



(http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/60923952.html)


この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ