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第七章、私生活2

卸本町の蜃気楼、パターン2(過去からの訪問者)オリジナル

http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1515515.html

良子、「一時前までは、若者の溜まり場で、



今は寂しくその歴史だけが物語る感じよ」。



圭子、「未来人が教えてくれたね。



『私の時代のご馳走は、しゃぶしゃぶ屋かな?』って」。



洋子、「わたしゃ~、一度でいいから、未来人が言っていた。



そのしゃぶしゃぶが食べたくてね~、その未来人が羨ましくて、しょうがなかったよ。



圭子が、『しゃぶしゃぶは、東京でも高級料理店でしか味わえない、



薄切りにした霜降牛肉を、箸で肉を摘まんで、



沸騰した専用の鍋で、浸して食べる料理よ』って聞いた時から、



いつかたらふく食ってやる#!って誓ったよ!」。



良子、「それで複数、しゃぶしゃぶ屋を経営したんだ」。



洋子、「そう言えば春菜の家族も、私の店に来ていた所を、何度か見掛けた事があるね」。



春菜、「ひど~い#!、私がタイムスリップして、



『あんたの時代の御馳走ってなによ?』って聞かれて、



しゃぶしゃぶの事を話したら、



洋子さん、『へ~、あまりにも美味しい物、毎日食べ過ぎて、



飽きてしまって、この星の質素な食生活が、



美味しく感じるのね~ 宇宙人には#!』って、嫌味言ってた癖に、



私、洋子さんのお店に貢献してるじゃない#!」。



(http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/60922597.html)



洋子、「そう言われれば、そうだね!」。



圭子、「結果論だけど、皮肉ねぇ~」と、苦笑いだった。



良子、「店舗創り過ぎよ!、欲張らなければ、今でも採算取れていたのに」。



圭子、「過去で私が春菜に、やっかむ洋子に怒って、『春菜の時代は、



そうした高級料理を、庶民は安く口に入れる事が、出来る様になったのよ#!』って、



言ったけど、結局それを洋子が実行したのよ!」。



春菜、「やっかまれた私が損した#」と、膨れた。



三人集は大笑いで洋子、「バブル期は儲けたよ!、儲けた金でしゃぶしゃぶ以外で、



多角経営しなければ、今でも営んでいたけどね!」。



圭子、「そこよ!、春菜の神のお告げを聞かないから!」。



春菜、「私は過去では宇宙人で、現代では神様に昇格したんだ..」。



良子、「偉い出世ね!アハハハハ!」。



そんな話をしていると、三人の中年の女性が歩いて来て、



その一人が、「あら、良子さん!」と、声を掛けた。



その女性は、現代の春菜の産みの母、久美子だった。



良子は微笑んで、「お久しぶりです」と、頭を下げた。



他の中年女性の 一人が春菜に、「久しぶりね!」と、声を掛けると、



もう一人の女性も、「随分大人の女性になったわね!」と、答えた。



春菜、「いえ、そんな事有りませんよ」と、謙遜した。



久美子、「良子さん、今日は天気も良くて、皆さんで街の視察ですか?」。



良子、「いえ、暇なだけです」。



久美子、「今は何処もそうですよ、街はガランとしていて、



私達も街に買い物に、出掛けたは良いのですが、



何処もシャッターが、閉まっているお店ばかりで残念です」。



良子、「昔は専門店と言えば、街に行くのが当たり前でしたが、



その専門店すら、この都市から無くなりつつありますね」。



久美子、「そうですね..。



今までの常識が変わってしまって、何処に行けば何が有るか、感覚が狂ってしまいます」。



良子、「昔の様に、餅は餅屋では無くなって居ますからね..」。



久美子、「良子さん、この子どうですか?。



少し大人になりましたか?」。



良子は少し俯き、「私の方が昔から、この子におんぶに抱っこで来ましたから、



私が評価する立場では無いのです」。



久美子、「そんな事は有りませんよ、安く土地を譲って頂いて、



この子の就職まで面倒見て貰って、なんとお礼を申して良いか..」。



良子、「こちらこそ、この子のお陰で、



どれだけ我が社が助かった事か、



お礼のしようが有りません」と、また頭を下げた。



久美子は微笑み、「良子さんから授かったこの子を、



要約春菜自身が、恩を返す事が出来たでしょうか?」。



良子は急に切ない顔になり、「申し訳御座いません!、



今でもこの子に甘えてばかりで、自立出来ないのは私の方です」。



久美子、「春実ちゃんも、昼間によく家に来てくれて、



私の話し相手になってくれます。



凄く私の事を理解してくれて、実の娘の様ですよ。



私も今の夫と若く結婚して直ぐ子供が出来て、遭えなく流産してしまいました。



とても辛い日々を送りました。



夫は、『今度子供が出来時は、広い土地に広い家を建てて、子供部屋も広くして、



スクスク育てよう』と、慰めてくれました。



その四年後に待望の子供が出来て、バブル時期なので地価も高く、



到底マイホームの夢なんて、持てそうも無いと思っていました。



日曜日になると、不動産を転々とする日々が続き、



と或る不動産であなたと知り合い、



この子をあなたが、あやしている姿を見た時、



私と同じ境遇だと、直ぐ気づきました。



私達が良子さん夫婦と、契約を結んで頂いて帰り際、



良子さんが一言、「大事に育てて下さいね..」と、



頬から涙が伝った姿、今でも忘れませんよ」。



良子、「春実にも苦労掛けさせてしまって、申し訳ないです。



夫婦関係のトラブルで、いつも巻き込んでしまって..」。



久美子、「春実ちゃんは、『慣れっこだから、平気』だと、いつも言っていますよ!。



その分人並み外れて、贅沢な暮らしをして来たから、一長一短だと」。



洋子、「神様のいたずらなのかね?」。



圭子、「意外とその法が、旨く行くから、神様はそうしたのではないの?」。



春菜、「何だかこの現代の状況って、物凄く私が責任感じるのだけど..」。



久美子、「後から春菜から、春実ちゃんに伝わって、私に話して思い出したのだけど、



昔、私達が学生時代すれ違った、私に瓜二つのあの人を、すれ違った後に、



電柱に隠れて見ていたら、『何だかわがままそうな人だな..』と、思ったけど」。



(http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/60923952.html)



母、久美子の友人と、三人集は大笑いだった。



春菜はその時、無いも言えなかったのだった。



この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。

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