65)星を詠む
詩を書くときの
アイテムがあり、
あたし、語彙が足りないので
おんなじ単語つかいまわししている
なかでもおおいのは
月と海、そして「星」
たぶん、なに描こうかって
思案六法しているとき
そらをみあげているからかな
そしてみあげるそらは
想像上のよぞらだからかな
とにかくテッパンで
よくつかう言葉ではある
ただ、効果てきにつかえているかは別だが。
そして、星のうたをうたいはじめる。
あゝ、ほし
おまえの煌めきはヤバイほど
艶めかしいし ひとりでみていると
ちょっとへんな衝動がわきおこるよ
いや、
べつにへんないみじゃないよ。
こころの奥から冷たい愛しさが
こみあげてくるんだ
あたしにとってそれは
恋愛感情と比定され
あたしは、星。
おまえに恋する変人になっちゃうよ、バカ
(ちょっとはなしはかわろけど
しかもいいふるされたげんでもあるが
変人と恋人ってにてるよなぁ。
『恋すると人は変人になる』とかもいうし
まぁ、言い得て妙ではあるな)
あるなーーじゃないよ、星のうたよめ
か、閑話は休題ッ?
さて、よぞらにむすうに煌めく星たちに
恋した詩人(自称)のあわれないちにち。
よる、ねるまえに「おやすみなさい」
あさ、おきたとき「おまえはいない………」
ひる、おしごと中「おまえはいない……………」
ゆう、ようよう、「おはよう、よくねむれまして?」
よる、ねるまえに「おやすみなさい」
だからよるねる時間がどんどんおそくなる
おそくなっても、まだ、逢いたりない。
だから泣きそうになり
ちょっとキレ気味に
「あさだからって、
帰んないでよねッ?」
いってみて
嫌われてないか
かおいろのぞきこむ
びくびく
それもこれもみぃんなおまえに
惚れちやってるから駄目なんだ
駄目なんだけれど だからといって
嫌いになれるものでもないよ
ああ、そうそう
いまさらなんだけど
詩でまよってるときは
「推敲」だよね。
思案六法ーてほんらいは
賭けごとの「おいちょかぶ」で
あわせて6の手のとき
つぎの一枚をひくかひかないかを
思案するさいにつかういいまわし、
星たちをかたるのにつかう言葉じゃないよね。
あ、いまきづいたけど
「おいちょかぶ」する花札に
星の絵って、ないよね。
あ、さらにいまおもったけど
花鳥風月って自然のみやびな美を
つたえる四文字熟語(?)のなかにもないじゃん。
星よ、
おまえはハブられてるのか?
こまかくいっぱいいるからか、
つきとくらべかみえないくらい
ちいさいからか
そのひかりよわいからか
都会にたえられず
すぐにみえなくなるからか
だからあんなに
おまえへの愛しさは冷たかったのか?
えっ?
そうなん?マジ?
ぜっんぜん、きづかなかったよ。
あゝ、星よ星。
君に泣く。君しにたもうことなかれ。
あゝ、星よ星。
君に泣く。君しにたもうことなかれ。
なにがあっても、ぜったい、だ。
ぜったい、そらまで、逢いにいくから。
ぜったい、そらまで、逢いにいくからッ!
逢ったら、冷たくしちゃ駄目だから、ね?




