しあわせを呼ぶハミング
これ、新作です。
雨が続いて、気分が晴れないのがイヤなので、ちょっと、爽やかな詩をと思って、ひとつまえの『バッカだねー』を入れてみた(あの詩は、発表順でより抜いていったら、たまたまあの順番になったってだけの話で)わけではないのですが、とにかく、爽やかな詩が良いなと思って過去のどの時代の詩を探してみても、「爽やか」なんてただのひとつもなかったので、一詩、書いてみました。
ま、それも私の書いたものですから、どこまで爽やかになっているかは大きな疑問が残りますが。
なにはともあれ、ご一読くださいませ。
でわ。
紙ヒコーキを飛ばす
君といっしょに。
すべるように飛べ、青空へ向かって。
梅雨のなかやすみに近くの河原で、
君の部屋でていねいに折った
ピンクの紙ヒコーキを飛ばす。
飛ばすことに飽きてくると、
黄昏がだまりこんでしまって、
僕の願いは、灰色の雲のなかへ迷い込む。
たいせつな場所へ
いつでも行けるわけではないのですね?
教わったけれどね、
理由なんて、嘘だよね?
いまはこうして君と手をつないでいられるだけで、
いいから、
君がハミングする夏の歌がそっと、
僕にやさしい眠りをあたえてくれるなら、
そのとき、
僕と君は今日飛ばしたヒコーキに乗って
しあわせなあの頃に戻っていける自由を、
ふたりがかりで、
分かちあえるのかもしれない、ね。
お読みくださり、ありがとうございます。
でわ、またお会いできる日を楽しみにしております。




