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登場人物紹介

ちょっと本編が難産気味なので、今回はネタバレにならない程度の登場人物紹介を。

登場人物紹介


◇ソフィア=フレデリクソン 15歳

ピンクブロンドのストレートヘアと緑色の瞳を持つ。小柄だけど、地味に出るところ出てる。

傷心旅行中に意識が飛んだアラサーOL、中世ヨーロッパ(多分北欧地域)に転生。

乙女ゲーム風の世界でピンクブロンドのヒロインポジの少女に転生するも、

彼氏をとられたり、人の話を聞かない人間が嫌いなので「脳内御花畑思考ヒロイン」が大嫌い。自立した淑女をめざして日々奮闘。

母は元平民の現子爵夫人で、現子爵の父との仲は良好。

好奇心旺盛で、気になることはひたすら文献を読みあさって実行しちゃう性格。

最近は領地の衛生環境向上と、食料備蓄を増やすことに情熱を注いでいる。

恋愛は前世で失敗しているので、今世で尻込みしている。恋愛に振り回されずに、自立して生きていきたい。

マークスは幼なじみで悪友。お互いのことを信頼しあっており、共に子爵家を支えていきたいと思っている。


「でも、ダンスパーティではやけに緊張したのよね、マークス相手に。なんでだろう。変なの」


◇マークス=フレデリクソン 16歳

フレデリクソン子爵家の跡取り。ソフィアのいとこ。5歳の時に両親が事故で死亡し、フレデリクソン子爵家に引き取られた。義父母との仲は良好。

アッシュブロンドの髪に緑の瞳をもつ少年。平均的に能力は高く、気になることがあれば周りが見えなくなり没頭するタイプ。研究者気質。

ソフィアと書庫で文献と睨めっこしたり、議論を重ねたり、養父から経営補佐を任されていたり、毎日が充実している。

王立学園で領地経営、外国語、乗馬を専攻しており、実は乗馬の達人。たまに馬車を改造して領地を駆け抜ける困ったさん。

ソフィアとは幼なじみで、いとこで義理の兄妹。女性っぽい女性が苦手。

実はフレデリク子爵夫妻は、ソフィアとマークスが結婚して領地経営をしてくれないかなって考えてる。


「ソフィの笑顔を見ると、最近たまに見惚れちゃうんだけど、どうしたもんかな。でもソフィはソフィだから、一緒にいると落ち着くけどね。」


◇フレデリクソン子爵家

国の北方に位置するそこそこの広さの領地をもつ、そこそこな弱小貴族。

ライ麦を育てたり、養豚をしたりと平均的な地方貴族で、20年ほど前に中流階級向けのハーブティー事業をはじめ、最近は精油製品も販売中。収益も安定して上がってるよ。

それに伴い、ソフィアの母マリアが、すきあらば領地にハーブを植えまくっている。領地のあちこちにハーブ園爆誕中。すでに前子爵邸、現子爵邸の花壇は全てハーブに植え替えられた模様。がんばれ、庭師のおいちゃん。

昨年の秋からジャガイモ栽培を試験的にはじめ、次の春から本格的に栽培する予定。

現子爵の父であるソフィアの父も前子爵であるソフィアの祖父も、特に野心はなく、領民ファーストで家族思いの領主様。

政略的に手を結びたい相手でもなければ、痩せた土地なので統合したいような領地でもなく、ゆるっとふわっと貴族社会を生きている。


現子爵であるソフィア父は20数年前、領地の商人を束ねる商会長の娘と商売取引していく中で彼女の手腕に惚れ、側から見ていてちょっと恥ずかしくなるくらいアプローチかけていた。

前子爵は特に反対するでもなく、自身の機転でハーブティー事業を立ち上げたことから彼女の経営手腕を見込み、後見人となり学園で教育を受けさせた。

ちょっとゆるふわ系の息子(現子爵)と二人三脚で経営を任せられそうなこと、弱小貴族なため政略結婚にこだわる理由もなかったこと、彼女が貴族として生きていく覚悟を感じ取ったこと、息子と相思相愛なったことを理由に結婚が認められた。結婚後、愛娘ソフィアを授かる。

ソフィアが4歳、マークスが5歳の時、マークスの両親が事故で死亡したことで、養子として引き取り、跡取りとして教育中。家族中は良好。みんなで支え合って領地を経営していくスタイルの弱小貴族。


「ねぇマリア。ソフィアとマークスも凄くいい子に育ってくれたよね」

「そうよね。最近は色々手伝ってくれて、本当に頼もしいわ。あの2人が結婚して将来の子爵家を引っ張ってくれたら、安心なのに。」

「まぁ、そうだけど。本人の意思を尊重したいから、ゆっくり見守るしかないね。2人とも恋愛には鈍感そうだし。」



◇もう1人のヒロイン:アン=フラワートン 15歳

ウェーブがかったストロベリーブロンドの髪と青い瞳を持ち、愛嬌があって肥後欲をそそる容姿。

主人公が嫌いな脳内お花畑系娘。自分の信じたいものしか信じない。見たいものしか見ない。それ以外のものシャットアウト。

根は悪くないし、能力が低いわけではないが、とにかく自分で考えるのが苦手。

周りの意見(主に母親)に流されやすく、「自分」というものを持っていない。

男爵家令嬢だが、母親は現男爵の愛妾。本妻は死亡しており、4つ上の腹違いの兄(本妻の子)と父と母と暮らしている(母は愛妾のまま。籍入れていない)。

本妻と愛妾の関係は悪くなかったので、家族仲も悪くない、はず。

学期の途中で編入してきて、貴族子息にコナをかけまくる(本人は無意識)。ニコラス王太子殿下に恐れ多くも絶賛片思い中。


ソフィアが自分と似た境遇でシンパシーを抱き親しくなろうとするが、嫉妬と羨望が入り混じった複雑な感情を抱いている。でも、そんな負の感情を持っている自分は認めたくないので目を逸らしている。

領地経営を手伝っているソフィアにならって自分も何かしたいと考え、母親にアドバイスを求める。

(だって父親は現状に満足しているし、アンが可愛い娘でいることを望んで有益なアドバイスくれないからね。)


「頑張ってる私って、素敵よね。前向きで明るい女の子だもん★」

「ニコラス殿下、かっこいいなぁ。早く私のことを好きになって、本当のお姫様にしてくれたらいいのに。」


◇ フラワートン男爵家

どこにでもいる弱小貧乏貴族。主な産業は羊毛とライ麦。

領地経営は可も無く不可も無く。とにかく現状を維持して、苦労せずに生きていきたい領主様。

先祖から受け継いだ領地を先祖と同じ方法で経営していたい。自分で考えることは基本したくない。

あわよくば、棚からぼた餅的な成果が欲しい。

現男爵と跡取り息子はとにかくアンのことを可愛いがり、甘やかすだけ甘やかしている。この甘やかしがアンのお花畑思考の原因の1つ。


◇マリアンヌ=ヴィルヘルム公爵令嬢 18歳。

流れるようなプラチナブロンドの髪に青い目をつ、真の清楚美人なお姉さん。脱いだら凄い隠れ巨乳。

国内貴族の序列第1位。宰相を父に持ち、ニコラス殿下とは7歳の頃から婚約しており、仲は良すぎるほど。

成績優秀、容姿端麗。婚約者であるニコラス=フォン=グリュックス王太子と「ストロベリーブロンドの貴族令嬢がもめごとをおこす」という各王国で伝承されている話を警戒し、入学式の日にソフィアに近づく。

学園の勉強と並行して王妃教育も抜群の成績でこなす。むしろ学園は、将来有望な学生を見つけて取り込むヘッドハンティングの場。

優秀な人材を集めて、ニコラス殿下と国を支えていきたい系悪役令嬢ポジション。全然悪役キャラじゃない、むしろ女神のような容姿と性格をしている。


「ソフィアさんをはじめとして、王国の未来を真摯に考えてくれる学生が多くて、喜ばしいですわ。アンさんは、そうですね。視野を広く持てれば能力を発揮できると思うのですが。あ、もちろんニコラス殿下と時間を取るのが優先度高いですけどね。うふふ、殿下ったら寂しがりやさんなんですから。」


◇ニコラス=フォン=グリュックス王太子 18歳。

グリュックス王国王太子。シルバーブロンドにアメジストの瞳という王族特有の神秘的な色合いの、細マッチョで甘いマスクを持つ美男子。属性多いよ。

基本的に誰にでも平等に接する(偉そうにしない)性格で、令嬢人気めっちゃある。でもマリアンヌとのラブラブ具合も有名なので、そこに割り込もうとする猛者もほぼいない。むしろ皆この2人の仲を応援して、心の推しにしている貴族もちらほら。

マリアンヌが初恋の相手で、大好き。結婚式まで王宮に攫えないなんて、ちょっと拷問じゃ無いですか?

マリアンヌのことを愛称「アン」で呼ぶただ1人の人。理由は、大好きなマリアンヌのことを自分だけの特別な呼称で呼びたかったから。他の人は「マリー」って呼んでいる。

能力に秀でたカリスマ系の人間ではないものの、基本的にスペックは良い。人の話をよく聞いて、分析して行動するタイプ。

自分がカリスマ系ではないことを自覚しているため、優秀で信頼できる臣下と共に王国を支えたいと思っている。頼るところは人に頼るし、責任問題にあると率先して庇ってくれる理想の上司。

周りの意見を広く聞くけど、頭もいいからちゃんと内容を分析して、最終的には自分で判断できるので傀儡にはならないよ。周りの能力を上げつつ自身も成長し、政治を回すタイプ。


「王国には課題が沢山あるから、順番に対策していかないとな。あと最近ますますアンが綺麗になって来て、理性を保つのが辛い。今すぐ寝台にさらって既成事実を作りたい。もちろん大事なアンの純潔を結婚前に散らすなんてしないけどね。それにしても、アンは本当に優しくて聡明で…(長くなるので以下略)。


◇フィリップ=フォン=グリュックス 第2王子 16歳

ニコラスと同じく、シルバーブロンドの髪にアメジストの瞳をもつちょっと可愛い系男子。

芸術方面に造詣が深く、隣国には芸術を学ぶために留学していた。物事も人も何でも芸術作品になぞらえるちょっと変わった王子様。

ニコラスとの仲は良好。王位継承者第2位だけど、王位に興味はない。気楽な第2王子(そして皇弟)ポジションで、自分の好きな芸術関係の公務とか何やらしていたいので、担ぎ上げるのはやめてくださいね?そういうの、本当に美しくないし。気配を感じるとしれっと勘違い貴族を潰しちゃうちょっと腹黒いところも。

マリアンヌ姉様大好き(姉として)。外見も内面も理想の絵画のようだし。

アンのことはちょっと変わった可愛い作品としてみており、情報を聞き出すために近づいている。でも本人もちょっと満更ではない。


「アン嬢は外見は可愛いのに中身は少し残念なんだよな。まぁ、可愛いだけの作品を愛でるのも一興だし、地雷を踏み抜いて見知らぬ内面(作品)を探り出すのも、また一興。ところで、マークスは女の子に興味がないわけじゃないんだろう?あのソフィア嬢と並ぶと品の良い調度品のようだし、実用性も高そうだし、お似合いなんじゃない?」


◇グリュックス王国

大陸から運河を挟んだ北方に位置し、寒さの厳しい土地にある王国。建国初期、卓越した航海術と武力を持つ農民や領民が、船に乗って近隣諸国に渡り交易したり掠奪したり侵略したりしていた。

怒らせると怖いことは他国も重々承知。近隣諸国とは海や運河で隔てられており、何かあれば海と川を伝って内陸部まで侵入していけちゃう。現在は、多少の小競り合いがあるものの、概ね平和に交流を保っている。

厳しい気候で小麦栽培に適しておらず、基本的にライ麦を栽培し、酪農(豚、牛、鶏、羊)や貿易で生計を立てている。

ひと昔前に猛威を振るった疫病で、国民の3分の1以上が亡くなり、そこから立ち直るために社会制度を大きく変えた。

平民や弱小貴族でも高度な教育を受けられるような王立学園を設立し、奨学金制度も充実させた。

女性の社会的地位も向上してきており、生涯結婚せず自身の能力で自立した生活をすることも可能だし、後ろ指も刺されにくい。デザインはシンプルで凝ったものが多い。というか、資源も少ないしシンプルにならざるを得ない。フィリップは豪華絢爛な芸術をアレンジして、自国に馴染ませられないか考え中らしい。

冬は寒さに厳しく日照時間も短いし雨の日が多いので、鬱屈した気分になる。反面、夏は晴れの日が多く日照時間も長く夜中まで日が暮れないので、気分上げ上げになる。季節毎に国民の性格が少し変わる国。


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