作者言い訳の巻(話数調整)
蛇足です。最終話なのに「まだ続く」ラジオボタンを選択したままでしたのでこの先の展開でも。
ええと、もう書いてましたか。
佳津子さんはこの後、五人もの人間から総愛されで恋愛を仕掛けられ、もがもがと溺れつつもなんとか、愛情に裏打ちされた重たい毎日を乗り切る予定です。
つくづくとお月様向けの設定です。男女の愛情ものエロアリが書きたかったのです。まさか冒頭部分で7万字行くとか、思ってもみませんでした。
詳しくは書いてないのですがこのお話、ドレス描写が出てきます。この後はフルスロットルでご都合主義溺愛勘違い系の女子的厨二設定満載でお送りする、予定であります。プロットも切ってる。エロ抜きで(笑)。
いやいやようやく200字が埋まりました。
本当にこんなところまでモダモダと手際が悪く、もしもご不快な目にあわせてしまいましたのなら深謝します。
長らくのお付き合い、ありがとうございました。いや、だから昨日で完結にしておけば……。
「ねぇ、あなたたちは佳津子を、条件に合わせて呼んだんでしょう? なら、佳津子が私である意味は……えっと、私の意思とか気持ちはいらなくない? どうしてこんなに、私に構うの?」
「時々カジュークは愚かになりますね。貴女との出会いがどうであれ、俺は貴女を好きになったんですが」
「だから、それが媚香だっけ、それのせいなんでしょう? あなたたちの気持ちは誤解なの。なんていうか、偽物なんだよ。うーん、どう言えば分ってくれるのかな」
「アンタこそ、そろそろ理解したほうがいいんじゃない? 本物だの偽物だの、そんなことは関係ない。ボクがアンタを欲しがってる。どっちにしろ」
「そう、どっちにしろカジューク。始まりのきっかけも恋に落ちた経緯もどうでもいいんだ。アンタをこの先、ずっと愛せるのかはアンタが試してくれればいい。俺たちの気持ちを疑い続けてればいい。そばに、いてさえくれれば」
「もちろん、その間に誰か、口にするのも不快ですが新たな男とお会いになられるのは困ります。こうして毎日、出仕させているのでさえ私たちの我慢の限界なのに」
「大体、佳津子が綺麗に着飾るのは構わないよ。佳津子はいつだってかわいらしい。リオウは佳津子のまた新しい愛らしさを見つけたいから、うん、新しいドレスはいい。髪も、リボンも」
「……いやだから、服はもういらないの。私は、お付き合いで夜会に行きたいだけなの。最初から言ってるでしょう? どうしてそんなに、一息の隙さえなく「ダメ」なのよ」
「「「「「それは、羽虫の存在すらうっとうしいから」」」ですね」」
「………………羽虫。あ、そう。そう。……ちょっとこの先の会話テンプレートが聞きたくないから逃げさせてね。トイレ」
「「「「「なら、その前にかわいらしい唇にキスを」」」」」
このっっ、エロエロ大魔神どもめっっ!!




