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第壱章〈中国盗賊団戦争〉第二話 東京渋谷スクランブル交差点にて 

〜前回のあらすじ〜

八咫烏に新人 出雲が入隊した。そこで、新人教育係に選ばれた壊野は出雲の人を突っぱねる態度に苛立ち、模擬戦に誘う。そこで金玉を蹴り上げ一瞬で勝負を決めるのであった。

4:32 東京渋谷スクランブル交差点上空にて謎のクジラの潮吹きのような大雨が発生。政府は渋谷を危険領域と判断し、通行止め。この案件は、八咫烏東京支部が担当することに可決。事案発生から30分ほどあとに八咫烏東京支部へ連絡がされる。


「壊野。渋谷にてプリズムと思われる事案が発生した。行けるか?」

「行けます!」


 八咫烏は出動の当番がある。当番は半日で交代する。この日の当番は、俺と出雲。この間の模擬戦室でのことがあったから、少し、いやだいぶ気まずい。俺はこの数日、教育係のくせにロクに喋ることすらできなかった。それで任務を遂行するなど到底無理である。相手の強さがわからない。もし、相手のプリズムがブレイクより強かったら、出雲と連携する他無い。出雲はドラゴンプリズムの現実での戦闘はまだ行っていない。俺はそんな事を考えながら白烏室をでる。


「出雲、ここ残れ。」

「え?」

「今のお前じゃ、戦力にならない。俺の足手まといになるだけだ。」

「…や…です」

「は?」

「いや…です!」

「はぁ…勝手について来い。」


 俺はため息を付き、車を出す。出雲を助手席に乗せる。


「出雲、飛ばすぞ。」


 さすが、朝の5時だ。人気が無い。俺は気持ち早め(?)に車を飛ばし、スクランブル交差点を目指した。


「あの、先輩…」

「あ?」

「飛ばし過ぎでは…?高速道路以上の速度ですよ!これ!こ・こ・一・般・道!」

「有事だからな。仕方ない!もっと加速するぞ!歯ぁ食いしばれ!」

「うわぁぁぁぁぁ!!」


 スクランブル交差点に到着する俺達。謎の雨が降っているが、雲はない。上空にも何も無い。


「何も居ないみたいですね。」

「アホ。この国ではインビジブルプリズムとフィールドプリズムがこの国に結界を張ってるんだ。結晶化したものを感知して透明化させるんだ。ま、つまりプリズムの成分が入ってるものはこの国の領域内だったら透明化するってこと。一般人の目につかないようにな。あ、同じ結晶化したものには見えるようになるぞ。入隊一週間なのにこんな事も知らないのかよ」


 俺は笑いながら言う。


「教えてくれる先輩が居なかったもんでね。」

「…」


 ぐうの音も出ない。


「…つまり、結晶化すればいいわけですね。」

「そういうこと。」

「結晶」


 俺達はほぼ同時にプリズムを取り出し握りつぶす。俺の背後に死神骸骨が現れ、俺を包み込む。出雲は結晶が現れ、結晶が分離し、アーマーとして装着される。見えなかったものが見えてくる。美麗な顔立ちの青年と空を飛ぶクジラの群れ。中国語のようだが、八咫烏の装備の一部である翻訳装置のお陰で日本語のように聞こえる。ちなみに、電気信号で翻訳しているので言葉を発するときも異国語になる優れモノだ。


「やぁ、よろしくね。烏さん。」



〜次回予告〜

現れた謎の青年。ついに戦闘が始まる。二人はこの青年を倒せるのか


次回 鯨の青年

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