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希望の光2

「佐渡、見た目に騙されるな。こいつはヒトに見えるだろうが中身は違う。遺伝子レベルで人間じゃないんだ。

こいつは敵だ人類を脅かす化け物の先鋒なんだ。真実を見極めるんだ」

有働は厳しい表情で政直を睨みつけた。瞳に悪意が込められている。ただ、それは無論のこと政直に向けられたものではなかった。メッセンジャーに対する一瞥が、それが何に向けられた悪意であるのか物語っていた。


以前から感じていたことだが、有働が花を憎む感情には並々ならぬものがある。

政直だって花は嫌いだ。が、それは彼の正義感によるものだ。花を皆殺しにすることを願ってはいるが、そのために払える犠牲は限られている。仮に目の前の子供は実は花の女王で、この子を殺害すれば花は殲滅できると言われたら、おそらく激しい葛藤に苛まれるだろう。

しかし、もしも有働が同じことを言われたら、狂喜乱舞しながらあどけない子供の姿をしたものをなぶり殺しにするだろう。それが残酷な行為であることを、省みることすらしないだろう。

この男が居住区を焼いたとき、冷静さを失い判断を違えたものと考えていた。だが、おそらくそうではない。有働はそういう人間だったのだ。花を憎むあまり、たとえ人を巻き込むことになろうとも、理解した上で花に火を放っただろう。

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