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希望の光3
「確かにこの子は花の仲間だ。オレ達の敵だ。それは、確かに一面的な事実です。
ですが、オレ達はこの子とコンタクトを取らなければならない。それには、この子を蔑ろにし過ぎてはうまくいかない。それもまた一面的な事実ですよ」
政直に図星を突かれた有働は言葉に詰まった。よくよく考えれば…というより常識的に考えて、自分を対等なものと見てくれない相手と話すことなど、ある道理がない。
「やはり、君がいてくれて正解だったな」
有働は自省した。
彼は政府の慾ボケどもを軽蔑していた。目前の利益にばかり拘り豚のように群がり、それ意外のことには徹底的に無能である屑の集まりと彼自身は、一線を画していると信じていた。
だが、部外者である政直の意見に耳を傾けて理解した。自分と豚の間には、他人には判別すら困難な程度の違いしかなかったことに。
(オレも老害の仲間入りか)
有働は寂しげに苦笑いした。
「それで、若先生の意向としては、いかなる方針で行かれますかね?」
老人は言葉に皮肉を込めた。自らに対する皮肉を。




