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選ばれし者9


「メッセンジャーは、見た目ではヒトの子供と区別がつかない。現に、あれが最初に見つかった記録に関してろくなものが残っていない。なにせ、あれは白金のシェルターがやられたときの難民に紛れていたんだ。

初めは親を亡くした子だと思われていた。言葉を話せなかったが、ショックによる一時的な失語症だと解釈されてた。現に、似たような子供はゴロゴロいたしな。

ところがその子には妙な点があった。まず、戸籍抄本を照らし合わせたが該当しそうな子が見つからない。見た目の年齢は小学校中学年程度だから、明らかに花より前に生まれてる。それでも外国人ぽく見えることもあって、無国籍児の可能性も考えられて、他の親なし子と一緒に保育所に預けられた。

でもある日、その子が声を出した。まるで超音波みたいな、人間のものじゃないような声でだ。保育所で一緒に遊んでた子供は驚いてひっくり返っちまった。しかも、他の子供たちが頭痛や吐き気を訴え出た。そいつの声を機械にかけて調べてみたら、人間の可聴域から外れた音で、長く聞き続けたら脳波に異常を生む代物だった」


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