表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/122

選ばれし者3

「やっぱり、佐渡さんもあの人たちと同じなんでしょ?」

ナオミは政直のことを、まるで汚いものでも見るかのような侮蔑の視線を送った。

「有働さんって、ああいう人なのね。お金で人の意志を曲げようとか、本当に最低。

それどころか、言うこと聞かないってわかったら取り巻きの人たちが寄ってたかって説得しようとしてきて…マジ有り得ないんですけど。まるで怪しい宗教みたいで、凄く怖かった。

佐渡さんはどうして連れて来られたの?わたしを説得できたら、佐渡さんはいくら貰えるんですか?本当、最低!みんな、有り得ないくらい最低!」

ナオミはヒステリックにまくし立て、政直を責めた。まだ何も言っていないのだが、ナオミの中では政直も有働の手の内に落ちたことになったらしい。


政直はつい吹き出してしまった。普通ならば、勝手な思い込みだけを根拠に責めたてられたのだから怒りを覚えるか悲しくなるかのどちらかだ。しかし、政直は嬉しくて仕方がなくなった。政直がナオミに対して抱いていた疑惑とほぼ同じことを、ナオミも政直に抱いていたのだ。

有働に靡いてしまったのではないかと勝手に勘ぐっていたのは、政直も同じだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ