40 アルファ星第3惑星
アルファ星の第3惑星アルファノイドと名付けた。に到着した。悪霊を解放すると、霊力が無くなつていく、強い霊力を持つ存在がいる。
40 アルファ星第3惑星
超光速宇宙船は、アルファ星第3惑星に到着した。極めて安定した着陸だ。着陸地点を正確に選択してゆっくり着陸する。アルファ星第3惑星をアルファノイドと命名した。アルファノイドは地球とほぼ同じ体積たが、質量は1.1倍ある。大気圧が少し高い。海の部分が多く、地球に似た環境のようだ。見る限りあまり高い山は無く、緑の多い森や草原が続いているようだ。
アンドロイドは悪霊達を放った。不思議な事だが、悪霊達の霊力は解き放た後どんどん霊力が低下した。何事かと思ったら直ぐに理由が判った。巨大な霊力を持った存在が其処にいるのだ。その存在はアンドロイドに語り掛ける。
「異なる星より悪霊を持ち込み、この地に放つ存在よ。何の目的を持ってその様な蛮行に及ぶか。」
姿は見せないが、この星の神なのだろう。
「我々は、此処より4.3光年離れた太陽系第3惑星地球から来ました。それなる悪霊達は元々精霊だから、場所を変えればまた精霊になるかも知れないと、命の神アテネ様が仰り、宇宙船の製造技術を与えこの星に放つ様に申し付けられました。」
神は暫く黙ってから、
「アテネか、あの気狂い女神が、この星にわざわざ人を送り悪霊迄送るとは、私が安寧にこの地を治めているというのに混乱を起こそうというのか。」
悪霊達は殲滅された。
「アテネ神様は、この星は知的生命体も居なく、自然も豊かで、人間も住み易く、危険が少ない場所と仰いました。人間が滅亡の危機に陥った時、避難する場所になるとも言われました。我々はこの星を支配したいとは思っていません。転移陣を置き時々調査させて頂きたいだけです。」
神は暫く考えた。
「この星と争ったり、支配しょうと考えるのでは無く、滅亡の危機に瀕した時の避難場所としたり時々調査に来るくらいだな。その程度なら許そう。しかし、アテネに言っておけ、このアルファリアがいる限り、アテネの蛮行は許さないと。」
情報はマリエールに伝わり、アテネ神に伝わった。アテネ神は、
「あそこはアルファリアがいる所だったわ。忘れていたわ。悪霊は不味かったわ。しかし、マリエールなら何とかするでしょう。違う惑星の知識も与えましょう。」
マリエールはアテネ神から、地球近辺の銀河系宇宙の知識を大量に与えられた。その中には生命が存在する多数の星の情報もあった。知的生命体の情報も幾つかある。
マリエールはアルファ星やアルファリアの事を考えた。その末予定通り、3ヶ月調査して、宇宙船で地球に近い生命のいる星を尋ねながら帰って来る様に指示をした。知的生命体との接触をどうするか今度アテネ神と相談しょうと思う。知識の増加に伴って能力も増加した。アンドロイドを増やした。アルファリアに挨拶に行く事を思い立つ。アテネ神に面会して、アルファリアへの手土産の相談をした。
「まあジュエリーが無難ね。アルファリアは女神だから、男神の様に武器は喜ばないと思うわ。少女神ならビー玉でも喜ぶけどアルファリアは本物でないと怒りそうね。美しいものなら衣類とか飾りとか本とか、万能言語があるから、図鑑とか物語を好むかも知れないわ。ゲームを一緒にやって定期的に訪問する約束が取れるといいんじゃない。」
以外といいアドバイスが貰えた。知的生命体との関係に付いても聞いた。
「知的生命体と言っても、言葉が話せる程度よ。石の武器を持っていて、戦闘能力はあるけど、文字はないし、大人しい連中ばかりだから相手になってもいいわよ。」
大丈夫のようだ。
女神アルファリアだ。アルファリアは宇宙船で乗りつけ、悪霊を放つのは蛮行だと言う。人類滅亡時の移住、この星の調査には同意を貰った。




