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        39 新たな旅

 アテネ神の依頼で行く事になったアルファ星への旅が始まった。超光速宇宙船だ。光の10倍の速さで飛ぶ。

           39  新たな旅


 大勢のアンドロイドの協力で超光速宇宙船が出来上がった。悪霊達を連れて、アンドロイドがアルファ星の第3惑星に向かった。行きは3ヶ月、3ヶ月の現地調査の上で半年後に帰って来る。直径40mほどの円形の機体だ。核融合燃料を利用している。アンドロイド1体と悪霊だけだ。自動運航なのでアンドロイドは悪霊達の見張りと到着後の捜索だ。出発時間になった途端消えたという印象だ。

 制作場は、引き続き宇宙船の制作にあたる。2号機、3号機の制作にあたる。アテネ神から与えられた知識で何カ所か、行って見たい所が出来た。火星の開発が成功すれば、人間が移住する場所が増えるかも知れない。

 各種事業が本格化した。上下水道事業は王城から始めた。蛇口から水が出たり、清潔なトイレを見て王族は驚いた。今後一般市民にも普及させると聞いて更に驚いた。ゴミ処理事業の担い手は貧民達だ。集積場を巡ってゴミを集める。集めたゴミは処理場でスライムに分解させる。火葬場は安全に死体を処理するのと祈りの場所だ。医療機関も、衛生的にするように依頼した。

 KMドラッグストアの医療機関でも衛生的治療が行なわれる。以前から負傷者の治療には定評が合ったが、感染症治療でも実績を作った。傷病者はKMドラッグストアという流れが出来た。

 未開拓地域の探検はアンドロイドの2人ペアになった。アンドロイドが強く成りすぎて人間が一緒だと足手纏いになるからだ。

 南に向かったチームが南に向かうと寒くなる所まで来た。恐竜ではないが、巨大な蛇や蜥蜴、鰐や見たことない巨大な昆虫の様な爬虫類だ。蟻の様な体型だが、4本の足と2本の手を使って、オークを仕留めバリバリ食べている。体長5mくらい。俊敏さと剛力を備え、不気味な印象を与える。昆虫擬きはその後も見つかった。体長4mのスズメバチの様な肉食鳥、体長4mの蠍のような蜥蜴、最も気味が悪いのはゴキブリの様な、体長3mのカエルだ。あの姿で飛び回るのはとても気色悪い。しかもこのゴキブリカエルが飛んでいる瞬間に巨大蛇がそれに噛みついて食べている姿は、アンドロイドを通じて映像を見ているだけなのに、マリエールはショックを受けた。

 南半球は、不気味な生き物が多い。海には魔獣が多くない。逆に変わった魚介類が多い。陸も歩く肺魚、浅瀬までやってくるシーラーカンスらしい魚、群で泳ぐマグロ達、海蛇の群、体長2mの巨大蟹、それらを狙う20m級の翼竜、それを狙う30m級の首長竜、海の鰐モササウルス、イルカのような海竜、陸も海も大変だ。人間が出る幕がないと思っていると、コウロギのような多分象を襲う人間を見付けた。半裸で容姿から見ると獣人だ。耳や尻尾がある。先に石の付いた槍で攻撃している。マリエールにアンドロイドから接触するかどうか問い合わせがある。マリエールは今の段階ではないと応える。

 人間種はエルフ、ドワーフ、獣人と3種目だ。宇宙への進出を前に原始的な獣人とのコミニケーションは魅力を感じない。巨大な昆虫擬きと共存出来るのが驚きだ。

 各種事業も始まった。上下水道事業に王族も驚く。ゴミ処理事業の主役は貧民達だ。未開拓領域は不思議な生き物で溢れている。

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