38 黒死病の終焉
黒死病が収束して、上下水道事業等の準備に掛かった。未開拓地域の捜索に入る。途中悪霊達を捕らえた。アテネ神に殲滅して良いか聞いた。
38 黒死病の終焉
病魔が退散して、黒死病は収束に向かった。ワクチン投与は完了し、患者も居なくなった。消毒や塩素の投与も完了して2ヶ月が過ぎ元の生活に戻った。国民は不安を隠せないないが、KMドラッグストアが一人一人に合った食材を提供して、保存食や保存水の提供も続けたので混乱はない。
新しい事業つまり上下水道事業、ゴミ処理事業、火葬事業、医療事業も検討に入った。神の力を受けマリエールは数百倍のレベルアップを果たしたので事業の実施は可能だ。
未開拓領域への探索も行う。この星はなんて多様性が豊かなんだろうかとつくづく思う。
病魔などの悪霊の群れを捕まえた。取り敢えず霊を閉じ込めるけど、殲滅して良いかアテネ神の許可を受ける事とした。
アテネ神の神殿に転移する。アテネ神がいる。アテネ神に病魔などの悪霊を捕獲したので殲滅して良いか尋ねる。
「彼らは元々、悪霊だったわけではない。この星のものではなかっただけだ。元々の星を失って宇宙を彷徨った後に地球に降り立ち、あり様に変わってしまった。言わば被害者なのだ。この星のあり様に添わないだけで場所が変われば、元の妖精に成れるかも知れない。マリエール、お主が彼らを別の星に連れて行ってくれぬか。」
何を無茶な事を言うのだ。宇宙まで彼らを抱えてフライしろと言うのか。そもそもフライって空気中でしか出来ないのではないか。
「まぁまぁ、話しは良く聞く事だ。私には、超光速宇宙船の知識がある。何処に向かえば良いかも判る。アンドロイドに向かわせて、転移陣を作れば他のアンドロイドでも、マリエールでも自由に行き来出来る筈だ。将来的にこの星が危機に陥った時にも、避難場所が出来た方が良くはないか。」
宇宙船で他の星に行き、転移陣で行き来する。本当にそんな事が出来るのだろうか。
「ケンタウロス座のアルファ星はここから4.3光年だ。私の知る超光速宇宙船は光の10倍で飛べるから数ヶ月で着く。アルファ星の第3惑星は、動植物が豊かで、人間にとって危機な事は少なく、知的生命体は存在せず、居住可能な星だ。気圧1.1倍など違いはあるが、居住可能な場所を増やす事は意味があるだろう。」
本当に可能ならそこに悪霊を放つ事は良いのか。その星の動植物に害はないか。
「悪霊は、さっきも言った様に元々精霊だ。劣悪な環境の中で変遷したものだ。チャンスを与えたい。チャンスを与えても尚悪霊のままなら、私の手で始末しよう。」
そこまで言われるなら引き下がるしかない。
「超光速宇宙船の知識やアルファ星への航路や関連する知識を与えよう。マリエールもアンドロイドも能力も知識も高まり、人智を超えた存在になるな。」
人を化け物の様に言うな。
「材料や工作技術が必要だな。材料はここの地下倉庫の物を持って行きなさい。工作技術は与えよう。」
マリエールは地下倉庫で材料を集め、国に帰って宇宙船を作り出した。アンドロイドは共通の知識があるので協力してくれる。キャサリン女王にも報告する。同席した元国王が、
「今度は宇宙か。新しい薬の素材が見つかると良いな。」
マリエールは、はい、と返事した。そうだよ、私は薬師なんだ。何処で道を外したか。
アテネ神は、悪霊達も元々精霊だから、環境を変えてやれば、精霊になるかも知れない。別の星に連れて行って欲しいと言われた。




