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勝負の終わり81             

 短いです。とりずの終結です。


 フィリアは庭で精霊王らとお茶を飲んでいた。


『はぁ、残念だが、フィリアの勝ちだな。』


『本当になぁ。』


 精霊王らはため息をつき、この勝負の負けを認めた。


「これで、もう邪魔はしないでちょうだい。」


 フィリアがにこにことして言うと、精霊王らの視線が横に座っていたニフエルに向いた。


『ついに、聖龍の所にまで行ったのか。』


「ええ。フィリアは、聖なる歌い手の称号を得ました。」


 ニフエルがそう言うと、精霊王らは嬉しそうに笑った。


『さすがフィリア。』

『我らの、愛しい子じゃ。』

『だがしかしな、、、。』

『あぁ。だがしかし。』


 そこで精霊王らの視線が、お茶を入れ直しているグリードに向いた。


 グリードはしれっとしている。


『口惜しい。』

『いや、まだ分からん。』

『そうだ。そうだ。』

『災いの魔力に呑まれてしまえ。』


「縁起でもない事言わないでください。」


 フィリアにそう窘められて、精霊王らはため息をついた。


 今日で、やっと精霊王らとの勝負も終わりという事でフィリアは晴れやかな気持ちであった。


 グリードとニフエルと共に事の顛末を皆に伝え指輪を返すとかなり驚かれたが、令嬢らはグリードが帰ってきた事を一緒に喜んでくれた。


 今日このお茶会が終わったら国王にも一年間の勝負が無事終わったことを報告する事になっている。


 やっと肩の荷が降りるとフィリアもにこにことしている。


『フィリア、もうひと勝負するかい?』


 フィリアは断固として首を横に振った。




 


読んで下さりありがとうございました。

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