聖なる地 79
グリードさんやっと登場です!
フィリアは、ニフエルと睨み合う。
「私はグリードが暴れた時を想定して闘いますので、宜しいですね。」
フィリアは、魔法で聖なる剣を作り出して構えた。
「勿論です。私が勝ったらグリードは連れて帰ります。」
二人は静かに見つめ合った。
ニフエルは、大きくいきを吸うと、その姿を美しい白銀の龍へと変えていく。
そして、フィリアは先手必勝とばかりに地面を蹴った。
ニフエルはそれを体をくねらせて避けると、大きな口を開け、フィリアの体を飲み込もうとする。
剣を立て、その牙を受け止めると、鼻先を蹴り上げてニフエルと距離を取る。
『聖なる乙女は剣の腕前も中々ですね。』
「お褒め頂き光栄だわ。」
『しかし、まだまだですね。』
ニフエルは長い尻尾を地面に叩きつけて地面を割ると、フィリアが体制を崩したのを見逃さず、体に尾を巻き付いた。
フィリアは魔法を使い小さな爆発を起こすとそこから抜け出す。
そして、竜巻を起こすとそこに炎を飛ばし、業火の竜巻を作り上げるとニフエルに放った。
轟音とともに迫ってくる業火の竜巻を、ニフエルは咆哮一つで消し飛ばした。
そして、フィリアに向けて炎を吐き飛ばす。
「きゃっ!」
微かにフィリアに当たったとき、フィリアの小さな悲鳴がグリードに届く。
『フィリア、、、、。』
グリードは大きな翼を広げた。
何本もの強固な鎖が自身を縛るが、それがギシギシと悲鳴を上げる。
『フィリア。』
翼は突風を生み、建物が風で大きく揺れる。
『フィリア!』
鎖が千切れ、グリードは空へと飛び上がった。そして、フィリアの声のする方へと、まるで弾丸のように飛んでいく。
フィリアは、ニフエルに押され、身をよじってどうにか攻撃に耐えていた。
「はぁ、、はぁ、、。」
息は上がり、擦り傷が至る所に出来てしまった。
力の差は歴然であり、初めての強敵に心臓が五月蝿くなる。
『諦めたらどうだ?』
「嫌よ。グリードは私が連れて帰るの。」
『ならば仕方ない。還付無きまでに叩き潰してあげよう。』
「やれるものならやってみなさい。私はそれでも絶対に諦めないわ!」
ニフエルが地面を足で叩くと割れる。フィリアは体制を整える為に中を舞う。
だが、そこを付かれ火の粉が眼前に迫った。
『フィリア!』
「グリード!」
黒い翼がフィリアを包み込んだ。
グリードさんがお姫様ポジションから出てきました。ww




