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クラス分け試験 25

チートっぷりが発揮できそうです。


楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!

 魔法、学問、礼儀作法の基礎は皆が家庭で習ってきている貴族社会。


 学園ではそれよりも高等な技術、そして実践を学ぶことができる。


 それゆえに、レベル分けは必然的であり、入学一回目の試験でそれは分けられる。


 フィリアは学園では、全力で悪役令嬢達を応援するつもりである。だからこそ必要であったのは事前準備だ。


 自分の学力が低くて留年なんて洒落にならない。なので早々とグリードと共に切磋琢磨してきたのである。


 まずは魔法の試験である。

 ただ、普通に魔法を使うだけではない。


 この世界は魔法がある。

 武術だけでは普通に戦えず、魔法だけだと力押しでこられたり、不意打ちの時に負けてしまう。


 つまりは、武術と魔法の組み合わせが出来なければ魔法を使いこなしているとは認められない。


 試験方法は、魔法魔具を使用し目の前に現れる疑似の魔物をレベル1からクリアしていくこと。クリア出来なかった時点で試験は終了である。


 攻略キャラたちはさすがであり、すでにレベル15までたどり着いたようだ。


 大体の一年生はレベル5から10程度。それ以上の能力値の高い生徒は特別クラスとなる。


「あーっ!しまった!もぅ。レベル18はクリア出来なかった。」


 ユーリが悔しそうにそういうと、横にいたカインがピースサインをしてニコリと笑った。


「俺は20だ!ロイは?」


「私は19。シオンは21だな。」


「ってことは僕がビリ。くそ〜。それで、フィリア嬢と、グリードさんは?」


「あっちみたいだよ。」


 シオンが指を指した方向で、ひときわ高い驚きと声援の声が上がって上がる。


「まぁ、グリードさんかな?」


「令嬢ではいっても12くらいだろう。」


 4人がそんな会話をしながら、声のする輪に入り、視線を向けた。


 フィリアが中をくるりと舞い、攻撃を避ける。


 そのフィリアの目の前には、魔具から現れたであろう大きな魔物が大きな口を開けて迫っていた。


「嘘、、、だろ。」


「今レベル何?」


 興奮して応援している男子生徒は、目をギラギラさせながら言った。


「フィリア嬢とグリードさんが共にレベル50の最後のレベルだ!これは学園でもめったにないらしいぜ!ご令嬢では、初らしいぞ!」


「あの瓶底眼鏡すげー!いくら飛んでも落ちねーよ!」


「グリードさんってば、自分が戦っているのに終始フィリア嬢を気にしてるぜ!」


「きゃ〜!頑張ってぇ〜!」


 同級生は観客と化していた。


 教師は他の教師たちも集まり、皆で久しぶりの逸材だと盛り上がっている。


「今年はすごいですな!」


「なんでも二人共ロード男爵家らしい!」


「令嬢であれ程とは、、、魔法省か王城勤務か将来は確実に引く手数多でしょうな!」


 4人は思った。


 二人はきっとまだ余裕なのだろう。


 笑みすら見られ、楽しそうである。


 大きな魔物がまるで仔犬のようだ。


 4人は悟った。


『これは負けたな。』


 はなから勝負にはならないではないかと、文句を言いたくなった。


 

 読んで下さりありがとうございました!

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