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35話 その後

目が覚める。ここはどこだろうか、隣町まで行って、壁から落ちたところまでは覚えている。そこから先は…記憶がはっきりとしない。頭もまだ、少しぼんやりとしている


となりにある窓から外を見ると、かなり日が上っている。記憶にあるかぎり既に日は落ちていたので、そこそこの時間寝ている。


部屋の中を見回すと、どうやらメギさんたちパーティの家っぽい。少し離れたところに椅子に座ったメギさんが寝ていた…急いで服を確認する。


良かった、ローブは脱がされていない。殺されていないことを考えても。まだ、耳と尻尾のことは知られていないだろう。


服を確認して気づいたが、服が足と腕のところで切れていて、血がこびり着いていた。そのときのことを思い出そうとするが、頭が痛む。


とりあえず着替えようと近くの棚に置かれているマジックバッグを取りに行く


「ゴル…起きたのか」


「あっ、メギさん」


少し物音を立ててしまったので起きてしまったらしい


「突然気を失ったんだが、平気か?」


「はい、お陰様で、少しぼーっとしますけど、ほとんど治っています」


「そうか、頭を強く打ったみたいで脳震盪を起こしてたから、着替えたらしばらくは安静にしとくんだぞ」


「ありがとうございます」


「なぁ、少しずつで構わないから、もう少し気安く話してみないか?」


「えっと、それは…」


「子供が1人で街の外歩いてる時点で何かあったことは想像できる。ローブを目深に被ってることから、そのことを知られたくないことも。俺たちは少しでも君の拠り所になれたらと思ってる。これはこっちの一方的な押し付けだ、もちろんしなくても良い、だができることならせめて仲間としてもう少し気楽に接してほしい」


「うぅ、うっ」


涙が溢れてしまう


「やはりここに来る前のことは思い出したくないか…すまない」


「違うの、嬉しくて…」


私の秘密を知らないとはいえ、パパとママ以外で初めて人に自分のことを心配された、考えてくれた、仲間と呼んでくれたことが嬉しかった。確かに、無意識に心のどこかでパパとママ以外の人とは壁を作っていたのかもしれない、いずれ自分にその人たちが刃を向けてくるのではないか、そう思ってしまって。


そうやって作っていた殻を壊して手を差し伸べてくれたメギさんの魔力と瞳はとても澄んでいて不思議と信じてみよう、そういう気持ちになった


「これからも、仲間としてお願いします」


「あぁ、歓迎するよ」


こうして私に新たな仲間ができた

次はしばらく本編の方を重点的に更新していきます。次はぜひ、そちらへ


補足、初めて考えてくれたと書かれていますが、ギルマスもそうなんじゃないかと思いますよね?

ギルマスはあくまで中立、完全なマリーの味方ではなかったので、仲間、というより味方みたいな位置付けになっていたので、今回が初めて判定になりました


予定では次回は物語時空で一年弱後程度になると思います(予定、多分、おそらく、maybe)もしかしたら、少しお遊び回が挟まるかも、買い物とか依頼とか


エンディングは本編との兼ね合いもありすでに決まっていますが、闇堕ちさせたい自分がいる。この話を書き終わったら闇堕ちルートも書こうかな


安心してください、数話後に急にメギが裏切るなんてことはないですから。メギは心の拠り所として必要ですからね


1話1話が短いとはいえ、35話早いですね

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