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第十三話 カード交換

「決めたぜ」

「おお、そうですか、私も決めました」


 俺の作った役は最強の役、完全に正攻法でサイコパス野郎に勝つ。


「それでは、カードを十セット伏せて置いてください」

「わかった」


 ランダムでカードを十セット伏せて置く。向こうも置いたようだ。


「それでは一セットずつ取っていきましょうか、先に一セットどうぞ」


 一番右のセットをとる。中身を見ると、ハートのロイヤルストレートフラッシュだった。まあまあいいんじゃねぇか?


「私も取りますね」


 そう言ってサイコパス野郎は俺が一番左に置いたセットを取る。たしかあれはスペードのストレートフラッシュだったはずだ。一回目は俺の有利で始まったようだな。幸先がいいぜ。


「それでは二セット目、どうぞ」


 右から三番目のセットを取る。3のフォーカードを引いてしまった。最悪だ。

 サイコパス野郎は右から二番目のセットを取った。あれはダイヤのロイヤルストレートフラッシュだな。三回目で挽回しないと。


「それでは三セット目、どうぞ」

 左端のセットを取る。5~9のスペードのストレートフラッシュを引いた。まあまあだな。これで俺とまったく同じ十セットであろうことがわかった。

 サイコパス野郎は左から四番目のセットを取った。クラブのストレートフラッシュだな。


「それでは四セット目、どうぞ」


 普通に取るのも少し飽きてきたし、負けるわけにはいかないからな。少し揺さぶりを入れてやるか。

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