静濱の物語 残響 番外編 潮風の招待状 MC MIX
先日 発見した元原稿から復元 ソレでも未成品デスが 悪しからず
①苺花は 本当はお前の娘だな まあや まあやは少し 薄ぼんやりとしている様に見えた 何かというと 手が泳ぐような仕草といい 何かしら目を泳がしている様な時の ちょっとした表情とか 何かとお前にソックリだ 氏より育ちと言えるかも知れないが 見た目 服装の違いを無視すれば 傍目からは 双子の姉妹の様にも見えた 引きかえて 苺花の両親は この屋敷のそこそこに写真はあるものの まるで苺花に似ていない そこで先代とお前さんとの関係だ 腐れ縁と言ってもいい関係だ 昨今はいざ知らず 元々は 男女の関係があったのだろう だがしかし 戸籍上は苺花は お前の娘ではなく 両親の実子となっている 何故か その時に思い浮かんだのだ 苺花は二人いる とな 仮に苺花A 苺花B としよう 恐らく 二人の苺花は さほど時をおかずして生まれたに違いない そして片方は苺花Aは生まれて間もなくか あるいは流産だったのか 知らぬが 亡くなり もう一人の赤ん坊苺花Bとすり替えられた 苺花Aが先代の娘の子で 苺花Bが まあや お前の子だったわけだ 先代も承知の上ですり替えたのか あるいは先代は知らずじまいだったのか おそらく 薄々は察していても 何も言わなかったのかも知れない 元々あまりこだわりを見せないお人だったからな 苺花の世話を ほとんどお前に押し付けている様にも見えたから おそらく知ってはいたのだろうな まあやが下を向きながら肩を震わせていた 泣いているのかと思いきや 何と笑っていた 必死に笑いを堪えていた だが堪えきれなかったらしく 不意に喉仏をはだける様にして 大声で笑い打ちのめしていた そして笑いながら退室していった




