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僕の彼氏はただのショタ  作者: 神門芽羅
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第三章 恋に落としたい少年

各地で梅雨入りの報道がなされているある日のこと、二人は一緒に帰宅していた。


「ねえ、僕たち付き合ってるよね?」

突然の言葉に驚き、那由多は小石にすらつまづいた。


「えっ?うん、付き合ってるよね?」

疑問に疑問形で返す那由多の隣で、既に颯は準備をしていた。

「ん!、ん!、」

見ると、颯は口を突き出して"何か"を待っているようだった。

すべすべの頬と血の通った綺麗な唇に、彼が期待していることを那由多は容易く想像できた。

「え、そんないきなりされても…」


その時、颯の後ろに少し日に焼けた腕が伸びたと思うと、彼を抱きしめた。

「なっ!」

驚いた颯は、自分を抱いた相手を見てもう一度驚いた。

「りっつん!?」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「え、誰?」那由多は知っている方の二年生に聞いた。

「この人は律弥(りつや)くん。僕の友達」

「え~、彼氏じゃないの?」紹介された律弥は早くも颯に不満を持っているようだ。

「えーと、彼氏なら僕だけど…」


………三人の間にわずかな沈黙が走った。


「はああああああ???」律弥は早くも戦闘モードに入っているのに対し

「ええええええと………」那由多はまだ状況を理解しきれていなかった。


「んと、きみがはやての彼氏なの?」

「うん、そうだよな?はやて」律弥が颯に聞く。

「え…友達ではあるけど、付き合ってたっけ?」

「付き合ってんじゃん!もう七年だよ?」


「そんな前のこと…あっ」何かを思い出した颯は少しずつ下を向く。

「えっと…何があったの?」気になる那由多は、律弥に話を聞くことにした。

律弥の話によると、幼稚園の頃に「おっきくなったらけっこんしよーね!」と約束したということだ。


幼稚園の頃の純愛を今も大切にする律弥に感動しつつ、颯の方を見た。

まだ恥ずかしいらしく、両手で顔を隠して足踏みしている。

「ともだちだもん…つきあってないもん…若気の至りじゃん…」黒歴史を忘れるのに必死な颯に、

「え~?俺諦めて先輩にすんの?」と声をかける律弥。


「でもさ~、突然先輩と付き合ってます!って言われても踏ん切りがつかないからさ、『誓いのキス』見せてくんない?」

「「え?」」


………再び、三人の間にわずかな沈黙が走った。


「できるよね?付き合ってるんだし」

律弥の煽りにイラっとしたが、ここでキスするのはあまりにも恥ずかしいのでためらっていr

「んっ……」


瞬間、やわらかい"何か"が那由多の唇に触れた。

その何かが離れた時、それが颯の唇であることに気づいた。

「え……」

「………はい!キスしたんだからこれで満足でしょ?僕は那由多と付き合ってて、りっつんとは友達なの。勘違いさせてごめんね」

恥ずかしさを隠すように早口でまくし立てた颯は、那由多と目を合わそうとしなかった。


だが、律弥はまだ満足していなかった。

「ディープ!ディープ!普通のじゃなくて!ディープキスしてみてよ!」


那由多は、他人の恋模様にいちいち首を突っ込む律弥にうんざりしていた。

構っている暇はないから、そろそろ帰ってくれn

「ぅんっ……くはっ」


一度触れたことのある感触だった。それも数十秒前に。

だが先程と違ったのは舌を絡ませてきたことだった。


んむ(えっ)!?」

颯の行動力に驚いていた那由多だが、目を開くとまだ史上最近距離で颯がいたため何も考えないことにした。


やがて唇を離すと、颯は那由多に微笑みかけてから律弥に言った。

「どう?もういいでしょ?」

「う…うん…はやて、なんかごめん!おおお幸せに!」

見ているだけで赤面している律弥は、そのまま学校方面へ走り出した。


律弥が見えなくなると同時に、「ふふっ、どうだった?」と聞いてきた。

「すごかった…」放心状態の那由多は思ったことをそのまま口にし、すぐに訂正した。

「いやいや!初めてだったからびっくりしちゃったよ!キスするなら言っておいてよーw」

冗談交じりに笑う那由多に、颯がとどめの一撃を放った。



「ふーん、じゃあ誰も見てないからさ、もっかいちゃんとやろ?」

こんばんは、神門です。

前回は前書きを書きましたが、後書きの方がそれっぽいかなと思い書いています。


さて、ついに……ついにしちゃいましたね!!キス!!

しかもはやてくんが主導権握ってるからショタおにじゃないですか!!性癖一直線です!!

ちなみに今回のポイントはディープキスのところの「くはっ」あれ最高です!!我ながら満点です!!めっちゃ可愛いです!!ウワアアア(心停止)


お目汚し失礼いたしましたm(˘ω˘)m

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それではまた次の話でお会いしましょう。それでは~

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