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14/15

ショウは終わりません。『イニュエンドウ』です。

 生前最後のアルバムです。

 このアルバムを聴くとフレディの歌唱力の凄さを再認識させられます。

 若い頃の済んだ声ではないのですけど、迫力もあるし、伸もあるし説得力も表現力も……一曲の中でそれらが上手に棲み分けられ……素人の私にもそれ位は分かります!

 死を目前としたためなのか長年のキャリアがそうさせたのか、20年トップで歌い続けた熟練の技なのか……

 あ、ブライアンのギターサウンドも大きく変わりましたよね。

 コインからピックに変わったのか、エフェクターが進化したのか……

 まぁ、そういった分析はプロの方に任せるとして、私は私見のみを語りたいと思います!


 一曲目。

『イニュエンドウ』

 イントロを聴いただけでも期待感が溢れ出そうな曲っす。

 この曲は一曲の中で雰囲気が何度も変る曲で、それがまたたまらんのです。

 始まりは重たいんだけど、サビでは壮大な雰囲気になって、で、途中でテンポダウンして落ち着いたと思ったらスパニッシュギターパートに変化して……

 そのスパニッシュギターのフレーズを歪んだギターがなぞって『QUEEN』お得意のハードロックになって……

 でも、それだけ変化に激しい曲なんだけど、全てが繋がっていて……

 ここに来て完全な組曲を持ってくるんですよね。

 もう、一曲目から涙がちょちょ切れます。


 二曲目。

『狂気への序曲』

 何ですか?この題名は?

 でも題名通りの狂おしい雰囲気の曲です。

 なんにしてもフレディの声が良いんです。

 セックシーな声が印象的な曲で、その声が曲を生かしているって思うのですよ。


 三曲目。

『ヘッドロング』

 このアルバムは最初の二曲は姿勢を正して曲を聴かなきゃって思ったり……いや、私はですよ。

 ですけど、この『ヘッドロング』のイントロが流れてきた瞬間に、「何をやってんだっ。ほら、立ち上がって、手拍子だ」って言われている気がするんです。

 良く分からないですかね。

 でも良いんです。

 だって只のファンである私のイメージを語っているんですから。

 とにかく、王道のハードロックで音量アップして聴いてます。


 四曲目。

『アイ・キャント・リヴ・ウィズ・ユー』

 リズムに乗ってフレディの声が語りかけてきます。

 で、サビでは『QUEEN』お得意の多重コーラスが曲を大きくして……

 バラードとハードロックが組み合わさったような……

 とにかく何度も口ずさみたくなる曲です。


 五曲目。

『ドント・トライ・ソーハード』

 綺麗なバラードです。

 サビのコーラスも最高ですけど、淀みのない綺麗な清んだフレディの声がこの曲の聴きどころ。 

 低音から高音まで、声の伸びが素晴らしい!

 ファルセットが多用されますけど、それがなんとも曲に合っていて、切ないっていうかなんていうか……

 本当、なんて言うのか……最高っす。


 六曲目。

『ライド・ザ・ワイルド・ウィンド』

 恰好良い、流れるような疾走感のあるハードロックな一曲。

 最初に始まるフレディとロジャーの掛け合いから、もう、最高っす。

 ギターもドラムもドライブ感が効いています。

 とにかく格好の良い曲です。


 七曲目。

『神々の民』

 ゴスペルっすかね?

 たまに来ますよね、ゴスペルって。

 でも『QUEEN』流のゴスペルですけどね。

 ギターは迫力あるし、私としては南国のイメージもありますから、やっぱり独特な『QUEEN』の一曲なんでしょうね。


 八曲目。

『輝ける日々』

 ここにきて最高のバラードです。

 優しいぃぃぃぃぃぃぃ…感じのメロディをフレディが歌いあげます。

 『ラブ・オブ・マイ・ライフ』に続くバラードの名曲。


 九曲目。

『愛しきデライラ』

 なんすかね、このギターサウンドは?

 ブライアンのギターは色々な音が出るって有名ですよね。

 ほら、有名な『オペラ座の夜』の『グットカンパニー』ではジャズバンドをギター一本で表現したかったって話で、ギター一本で色々な楽器の音を表して成功したんですけど、『愛しきデライラ』ではそれを飛び越えましたからね。

 だって、ギターで猫の鳴き声を出しているんですから!


 十曲目。

『ヒットマン』

『ヘッドロック』に続くハードな一曲。

 皆もフレディと一緒にこぶしを振り上げてください。

 で、叫びましょう!

 まだまだ…まだまだ…まだまだ…フレディの声には力強さが残っています!


 十一曲目。

『ビジュウ』

 鳴きのギターが痺れるぅって曲です。

 ブライアンのギターって『QUEEN』の初期と後期では随分と音質が変っていますよね。

 アンプやエフェクターの技術進化で音も変るけど、フレーズなんかも随分と進化していると思うのです。

 第一線で活躍するスーパーギタリストが進化を続けるって凄いですよね。

 鳴きのギターで泣いてください。


 十二曲目。

『ショウ・マスト・ゴー・オン』

 ……最後にこの曲を持ってくるとは……

 泣けというのですかっ。

 ショウはまだ続くって……そういった曲なんですけど、このアルバムを出した後に死んじゃうんですからね……

 いえ、そんなことを語りたいわけじゃないのです。

 なんにしてもこの曲の凄さはフレディの声です。

 伸びのある高音が綺麗過ぎるじゃないですか。

 曲も壮大な雰囲気で始まって、徐々に盛り上げていってサビではどっかーんと弾けて。

 『QUEEN』お得意の最高のバラードですよ。

 ギターもフレディーも叫んでいます。

 本当に泣ける曲です。

 フレディが生前最後に出したアルバムの最後の曲だからとか、そんなのは関係ありません。

 泣ける曲です。

 最高です。

 ショウ・マスト・ゴーゥオーゥオーゥオー・オン 



お暇であれば、『異世界旅行記 【異】世界の歩き方』という物語の方も書いてますので、覗いてみて下さい。

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