またオフ会やろうぜ!
試合はフルラウンド闘い抜き、判定で弾丸は敗れた。
「あぁ、惜しかったなぁ…あのダウンさえなかったら」
第3ラウンド、弾丸は相手のストレートを食らいダウンを喫した。
あれさえなければ判定はどっちに転んだか判らなかった。
控え室に足を踏み入れた。
弾丸はそれほど気落ちしてなかった。
「ケースケ、残念だったな…」
オレはとりあえず何か一声掛けた方がいいのかなぁっと思ってそんな事しか言えなかったのだが。
「うん、今日はオレの敗けだよ。まだ何か足りない部分があるのかもしれないなw」
随分と謙虚な事言うな、弾丸は。
ボクシングやるようになってかなり大人になったというか…
でもまだ童貞なんだよなwww
あ、オレも童貞なんだが。
「試合のダメージはそれほど無いみたいですね。でもケースケくんは何日か休んだ方がいいでしょう。仲村さん、ケースケくんと気晴らしに何処か行ってみてはどうですか?」
ストライカーは弾丸にしばらくの休養をとるように言った。
「大丈夫っすよ。オレまた明日からまたジムに来ますから。」
「ケースケくん、少しは切り替えも必要です。ケースケくんはまだまだこれからの人なんです。少しボクシングから離れてオンとオフの切り替えを上手く出来るような選手になってください」
さすがトレーナーだ。
充電も必要ってワケだな。
「んじゃケースケ、今日は無理だから週末にでも会ってまたバカ騒ぎしようか?あ、久しぶりに橋本さんもどうかな?」
「あ、いいですね。またオフ会でもやりますか?」
てなワケで3人で集まり、久々のオフ会をやることになった。
「でも、橋本さんは奥さんがもうすぐ子供生まれるから外に出るのはマズイんじゃないすか?」
あぁそうか、ストライカーの奥さんはもうすぐ出産だよな。
「あ、大丈夫です。ウチは実家ですし、両親もいますから」
「大丈夫なの?」
「全然。私も久しぶりに3人で集まってオフ会やりたいなぁって思ってたとこですから」
「よし、じゃあ、またジョニー、弾丸、ストライカーに戻ってオフ会やろうぜ!」
「うん、やろうやろう!」
負けて悲壮感漂う控え室の空気が一変して明るくなった。何だかんだ言ってもオレは今、この二人と一緒にいるのが一番楽しい。




