リア充だwww
「ケースケ、これに勝ったら東日本新人王だぜwwもっと早くボクシングやってりゃ今頃は世界チャンプだったかもしんないなw」
「どうかなwもし早くボクシング始めたとしても、途中で挫折してたかもね」
ジムでボクシング誌の取材を受けた後、弾丸は軽く汗を流し、練習を終えた。
連日、ハードなトレーニングと減量で弾丸の疲労はピークに達している。
「ケースケ君、オーバーワークは禁物です。休む事も練習のうちです。今日は軽く流すぐらいで切り上げましょう」
ストライカーは弾丸のトレーナーとして疲労を取るように指示した。
「今、ケースケ君の頭の中は不安でいっぱいな状態です。身体を動かす事によって不安を払拭したいのでしょう」
成る程、プレッシャーがハンパない状態なのか。
「橋本さん、正直なところ、ケースケは東日本の新人王になれそう?」
オレはストライカーに率直に聞いてみた。
「闘ってみないと解りませんが、素質ならばケースケ君の方が上です。天性のボクシングセンスがありますから」
確かにジムの会長も弾丸にはスゲー期待してるみたいだしな。
弾丸の身体能力はかなり優れており、ジャブの使い方は世界クラスだと言う。
左を制する者は世界を制する。
ボクシング界におけることわざのようなもんで、左ジャブを上手く使える選手が世界チャンプに君臨するという事だ。
弾丸の独特なノーモーションからの左ジャブは相手にとってはかなり厄介なパンチだ。
弾丸が勝つには、ジャブを有効に使い、主導権を握るような闘い方だろう。
試合まで後、一週間。万全のコンディションになればいいんだがな…
「ケースケ、間違ってもオナヌーすんなよwこの時期は絶対しちゃいけないんだぞw」
これは本当の事だ。全ての欲求を封印して試合に臨む。ほんの些細な事が試合に影響するからだ。
「wwwwwwやるワケねぇじゃん!そんな気も起こらないよ」
そりゃそうだろ、食いたい物も食えず、飲みたい物も飲めないんだから。
「ケースケさぁ、今更なんだけど何でボクシングを選んだんだ?」
弾丸がここまでボクシングにのめり込むとは思ってなかったからだ。
「んー、何だろ。あまり考えたら事ないけど、始めてグローブはめてサンドバッグ叩いた時に、あぁこれだ!って思って気がついたらボクシングにドップリ浸かっていたw」
ていう事は…
「じゃ、ケースケはリア充じゃんw」
「あぁwwwそうか、オレ今リア充だ!そうだよね、オレ完璧リア充じゃんw」
別に弾丸をリラックスさせようとして言ったつもりはないが、弾丸はケラケラと笑っていた。
弾丸なら絶対に勝てる。
…しかし、リア充って羨ましいなぁ、おいっ!
オレもリア充になりて~よっ!




