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仲村慶彦の憂鬱 社会人編  作者: sky-high
どうやったら卒業できるか
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集結

某月某日、その日がやってきた。


オレたちは待ち合わせの駅の改札口で同士が来るのを待った。


オレはハンドルネームを【裏切りのジョニー】というこっ恥ずかしいヤツで登録してある。


そして今日やって来る同士はオレを含め4人!


1人は【泡沫の夢】


もう1人は【悲しみのストライカー】


最後の1人は【蒼い弾丸】


みんないかにも中2っぽいハンネでおれは嬉しくなった!


コイツらとなら上手い酒が飲めそうだ!童貞は素晴らしい!

ワハハハハハ


ん?今のヤツ同士じゃないか?


メジャーリーグのキャップを被ったのが目印だとかいってたな…しかしいかにもキモデブっぽい出で立ちだ。


こちらをキョロキョロしている。


間違いない、やつは【泡沫の夢】だ!

しっかし服のセンスねぇなぁアイツは。


いや、オレたち同士は見てくれで判断してはならん!ならんのです!


ここはコミュニティの中心人物であるオレから声を掛けよう。


ちなみにオレはパーカーにデニム、靴はアディダスのやつだ。


それはみんなに伝えてある。


そうかそうか。ならばフードを被っていかにも的な雰囲気を出して声を掛けてみよう!


恐る恐る近づいた。


背後に回りヤツの服や顔を見ていた。


「泡沫」オレは声を掛けた。


「えっ、裏切りのジョニー?」


「そうだよ、初めましてだよな。おれが裏切りのジョニーだ。まだ他のやつらが来てないな」


おれは【泡沫】と一緒に残りの二人を今か今かとチェックした。


「ジョニー、あの階段降りてくんの【蒼い弾丸】じゃないかな」


なに?そうなのか?


おれは目を凝らしてよく見た。なかなかのイケメンで、切れ長の一重瞼が印象だ。


青のシャツにデニムも青。ついでに青のニット帽まで被っている。


間違いねぇ、やつが【蒼い弾丸】だ!


おれと泡沫は近づいた。


あちこちキョロキョロしてやがる。


「裏切りのジョニーは泡沫の夢を抱いて今宵もバーボン片手に愛を説くのさ」


後ろを振り返りハッとした顔でオレたちを見た。


「探したぜー、【蒼い弾丸】 初めまして、裏切りのジョニーです」オレは紳士的に握手を求めた。


「うぉ~よかった!まさかこんなとこで会えるとは思わなかったよ」


【蒼い弾丸】も初顔合わせでいささか緊張気味だったが、嬉しそうだった。


残るは後1人、【悲しみのストライカー】だ。


ヤツはまだ迷ってるのかもな。


「アイツじゃね?」


泡沫の指した指先にリュック背負っている童貞臭がハンパない持ち主だ。


オレたち3人はヤツの背後に回った。


「悲しみのストライカーだな」


するとその男はゆっくりこっちへと顔を向けた。


(おい、オッサンじゃないか、ありゃ!)


しかしSNSでは見た目を気にしないならんのだ!


意を決して声をかけたのだ!


「ストライカー?ストライカーだよな?」


「はい、そうです、私が【悲しみのストライカー】です」



オヤジだ…しかもかなり頭髪は薄い。


コイツ一体何歳なんだ?


まぁそれはともかくオレたちは集合した。




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