086⚫️新しい発掘艦 & 087⚫️昇進したの?
086⚫️新しい発掘艦
ふむ。マチルダとそのクルーに問い詰めたが、よくわからんだと?
司令のキミが自ら問いただしても、わからんというのか?
どうやら、イスカンダル島周辺では心理操作がなされるようだ、だと?!
うーん、禁域ということか。
まるでセイレーンの伝説のようだな。
うむ、取り敢えず現状維持だ。
マチルダは、新しい艦に乗らせよう。
決まっている!’ナガト’に続いて発掘された、あの艦だ。
ふふっ、成果を期待しておるぞ。
087⚫️昇進したの?
「司令、ということは・・・まだ他にも’イスカンダル’があるのですか?」
「そうだ、マチルダ。当時の設計者が予備を考えぬはずがない。一箇所の司令施設が沈黙した際のバックアップ。戦略立案の基本だからな。」
「しかし、我々には、’ナガト’はもうありません。そんな海底のひと粒の星砂を探すような航海ができる艦など、あるはずが・・・。」
「ある。しかも’ナガト’級だ。艦名は’ユキカゼ’。発掘時のプレートそのままだがな。」
「ま、また発掘されたのですか・・・?」
「ふっふ。まだ他にも眠っているかもしれんぞ。」
まさか、という顔をするマチルダに、彼は真顔になり言った。
「発令する!マチルダ大佐とそのクルーは、新たなイスカンダル、仮称’テレジャート’を発見せよ!クルーの補充は特権として認める!」
大佐ぁ〜?わたし、昇進したのですかあ!?




