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064⚫️魔物の街
「もうすぐ魔物の街だな。どうする、リンリン?」
ガウの問いに、リンリンは少しだけ足を緩め、
不安げに指先をいじった。
「う〜ん・・・行っても、わたしはまた追い払われちゃうかも。魔物界隈じゃ、わたしみたいな’ハズレ’は顔を見せるな!って言われてるし・・・。」
「そうかぁ?でもよ、お前がオレにかけてくれた治癒魔法、あれは凄かったぞ。前よりずっと、魔力が伸びてるんじゃないか?」
「そうかなぁ・・・。ガウが一緒なら、大丈夫かも・・・。」
「はっ、はっあ!魔物がオレを仲間だって思う、か?おもしろいなあ!」
ガウの屈託のない笑い声に、リンリンの表情も少しだけ和らいだ。
二人は再び歩みを進める。
視線の先には、
高い塔と異形の建造物がひしめき合う
’魔物の街’の全貌が見え始めていた。




