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026⚫️魔海のカラス
こうらあ! こんなところでガタガタ揺れるなっ!
視界の先に、酸の霧が渦を巻いてる。
この下のどこかに、あのマチルダの艦がいるんだ。
もう少しで味方艦とランデブー!‘魔海のキツネ’め、見つけてやるからな!
ガツン、と機体が揺れたあ!まだ、言うこと聞かんのかああ!
側面の小窓のガラスが酸で溶け、外へ吹き飛ぶ!
ぐっ! ここで落ちるわけにはイカンのだあ!
計器が震える!操縦桿が重いぃ!
舵が効かなくなってきた!
機体後部を見ると、操舵ワイヤーが煙を上げて溶けていくぞ。
ええい! 踏ん張れって、言ってるだろうがぁ!!
プロペラの回転が鈍っていく!
後方で ボルトが数本、飛び散る金属音がする!!。
ボルトくらい、なんだ!まだいける!この程度で我が心は折れんぞ!!
うわっ、右主翼の端が、じゅっ、と音を立てて溶け始めたあ!
これはマズい!? ちょ、待てっ、もうちょっとだって、言ってるだろうが!!
機体の内部がぐらぐらと揺れ、座席がきしむ!
窓の外では酸の霧が白い炎のように吹き荒れてる!
ええい!マチルダが‘キツネ’なら私はこの海で‘真っ黒なカラス’になってやる!
必〜ず!突っつき倒してやるんだからあああ!!
っ・・・まだだ・・・まだ墜ちんぞお!!
このバーバラ、こんな酸の嵐ごときで、くたばるわけには、いかな・・・
ドオォォーンン!!!




