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プロローグ ~町の言い伝え~

・ホラー的作品ですが、森の中の死体発見時以外にホラーに分類するほどのシーンは余りありません。

・この作品は10回前後の投稿で完結しますし、一話の長さを前連載と比べて短く収めています。気負わずあせらずゆっくりまったりお楽しみください。

 昔々、あるところに深々と水をたたえる井戸がありました。

 周りには畑や家が井戸を囲むようにどんどんと広がっていきました。


 ある日井戸に隕石が落ちました。

 その日から、井戸の水は悪魔の水になってしまいました。

 飲んだ人は体を壊して死んでしまいますし、

 畑の作物は不気味に捻じ曲がり、食べるとやはり死んでしまうのです。

 運良く生き残っても、体を壊してしまい、長く床につくことになってしまうのです。

 何より、井戸の周りの草花が、茎を捻じ曲げ不気味に巨大化したり、

 奇妙な色の花をつける姿はなんともおぞましいものでありました。


 生き残った人々は、土地を捨ててよそへ移動する事にしました。

 そのときに、井戸に近づくことのないように、

 井戸の周りを森で囲い、身寄りのない男を一人、見張りとして住まわせました。

 広大な森の外で、人々はもとのように安心して暮らすことができるようになりました。


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