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目が覚めると知らない天井だった。
お約束である。
「あれ?」
白い部屋で真新しい白いシーツのベットに寝かされていた。4メートル四方の窓もない部屋で扉も見当たらない。閉じ込められたようだ。
「知らない場所、出口のない部屋に閉じ込められた探索者は成功で0失敗で1のSANチェック」
『したいのならばすれば良い。ファンブルしても知らんぞ。ついでに我が卓ではスペシャルは無しだがクリファンは適応だぞ』
「・・・・ファンブル出しそうだから止めときます」
前に開幕ファンブルをやらかした身としては怖いんでダイスは極力振りたくないですそう言えば。
いや、昔やったTRPGの話は今は関係ないや
『こんなに早く戻ってくるとは何事か』
「死んでしまうとは何事かって?仕方ないでしょ、誰が敵か何て分かんないもん」
『分からないと言い訳しているが、忘れていたんだろ敵の存在を』
はははは、まさかそんな・・・はい忘れてました。
だってほのぼのしてたんだもん。多少のゴタゴタはあったものの、めっちゃほのぼのしてたんだもん。
『いい歳こいてだもんとか言うな』
「外見は子供だから良いんだよ」
例え中身が三十路オーバーでもな。
『まあ、それはどうでもいいことだ。それよりも簡単に死にすぎだぞ。これでは奴等の思うツボだぞ』
「いやまぁそうなんですけどね」
でも言い訳させてくれない?私は戦闘特化とかじゃないんで、不意討ちされたら負けるよ。いつもクラウドさんに見張ってもらうわけにもいけないし?
『ウーム。圧倒的にあちら側の方が圧倒的に有利だからな』
「護りに徹している方がそりゃ有利でしょうね」
だいたい何で神々でこんな不要なゲームしてるのさ。良い迷惑なんてすけど。神々が手塩にかけて創った世界に送り込まれて、同じく手塩にかけて育てられたあちら側の戦士とか私が勝てるわけないじゃない。
『何時にも増してネガティブだな。流石に二度死を体験すればそうもなるか』
「そっちも今日はいつもより辛辣だね。勝負を仕掛けてきたあちら側の神々にでも何か言われた?」
『━━━━━』
おーおー、正に苦虫噛み締めた顔だな白神。沸点の低い他の神々とは違って常識も忍耐もある白神が苛立つなんて相当腹立つ事言われたな。
「ま、まぁ次があるだけマシだよ。次頑張るから。・・・次あるよね?」
『お前が考えなければいけないのは元の世界に帰ることだろう。下手な心配は無用だ。』
長く艶のある髪をお構いなしに頭をかき毟白神は大きなため息をひとつついて佇まいを正した。
『紅蓮、お前には悪いと思っている。だがコチラから援護したとしても直ぐ様レジストされるだろう』
「つまり助けようとしても無駄ってこと?」
『不利な制約をしたからな』
「そう言えば理由聞いてなかった気がするんだけど・・」
何でそんな制約をしたかと言うと、別に白神が受けた訳ではなく、別の神々が勝手に、勝手に受けて負けそうになっているので白神に泣きついて今の状況になったそうです。
神ってのはロクな奴が居ないんですかね?




