↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/80

番外編 ~クリスマスの過ごし方・ニーアと愉快な仲間達・異世界アテナ編~前編・イブの過ごし方

 注意!


 この話は番外編です。ちょっと本編よりも未来の話です。そしてキャラが弾けています。崩壊と言ってもいいかもしれません。



 

 クリスマスとは、とある聖者の誕生日。そしてサンタが子供達にプレゼントを配る日。綺麗にデコレーションしたクリスマスケーキを食べる日?



 だが、この世界ではデンジャラスであった。




 ――とある森のなか・クリスマスイブ――




 クリスマスは一般的に美味しいものを食べてケーキを食べてプレゼント何かをあげる。それが私のクリスマスに対する解釈だった。


 しかし、流石は異世界。私の範疇など軽々と飛び越えてくれた……悪い意味で。




「さあ、クリスマスイブに発生するモンスター、通称クリスマス爆発しろ。を殲滅するわよ!」

「おぉぉ……(毎度の事ながらさみぃーな」


「あのモンスターは素材を売れば旨いものが食えるのだな?」


「さあ? 俺は頼まれて来ただけだし。知らないよ。」



 クリスマス爆発しろ。だと?どこぞの非リア充の発言ですか? 何?本当に何なの?何かのイベントですか?



『どうもこの世界の元となったゲームにはその様なある一定の暦に発生する特集モンスターが設定してあったらしい……制作者は余程リア充に怨みでもあるのだろう』

《リア充……現実(リアル)がとても充実している者を指す言葉。しかし、充実していると言っても必ずしも恋人が居るからとは限らない。……のですか?》

『人によっては家族や友人と楽しく祝う者も充実していると言ってもいいのだろう。所謂非リア充はボッチの事だ……つまりは私の事か……』

(そうなの? 何?今ここに居るけど?)



 白神のネガティブ発言に待ったをかけたが、白神の見解では「体は別の空間にあるのでネットで会話しているのと同じ」らしい。


 それを言ったら私もボッチになるだろうさ。クラウドは元々体は無いし、私とセットでひとつ扱いだし……ん?ルシェ?アイツはこの狩りが終わればエルフの里に帰るだろう。だってこいつは恋人が居るし……チッ、リア充は末長く幸せになりやがれ。


 幸せを死合わせと言わないだけマシだろう?


 あぁぁ~……藍苺に会いたい……ぅぅぅ……





「来るわよ!」

「おい、ニーア!確りしろよ!」


「うるせぇリア充が。末長く幸せになりやがれチクショー。孫に囲まれて老衰で永眠しやがれ。けっ!」


「何かやさぐれてるけど、言ってることは優しいよね?」

「祝ってんのか貶してるのか今一分かんねぇ…」


「なんだ、独り身は寂しいのか……紹介するか?なんなら我が家に招待するか?」



 けっ!…リア充の巣に何か行ったら大火傷に胃もたれ吐き気(砂糖)を引き起こして自爆するわ。誰が心に深い傷を負うような場所に行くかってんだ!!


 私は一人寂しく生きてくのだ……ううあうあう




「何か色々ムカつく……」


「あ、あの…ニーアさん?」

「もしもし?オーイニーアさん?」


「おい、どうしたニーア?」



「ウッセーリア充共!! テメェーら邪魔だからさっさと帰ってパーティでも開いてろ!ここはうさ晴らしにドカンとブッ放してやらぁ!!」




 あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛~……ムカムカするわ。そうだね、この怒りと悲しみとムカムカをあの迷惑なモンスターにぶつければ良いよね。うんうん。そうだな、そうしようそうしよう。




 クリスマスにはローストチキンだよね……あ、モンスターの大群の中に鳥型のモンスターが居るし……フフフフ……私の想像力が作り出した想像魔術でローストチキンに変えてやるぅ~!



「フはフフフ……メリークリスマス♪」



「「え?」」


「おお、旨そうなチキン!?」


「いや、そこじゃないだろ?」

「何でローストチキン?」



 うんうん、照りが美味しそうに光ってるね……足には……何て言うの?飾りもついていてまさにクリスマスのご馳走って感じだよね……けっ!


《マスター……心構え荒んでます》


 ん?あそこに見えるは木のモンスター“ウットン”デはないですか……ツリーにチョウドイイネ♪



「あは♪メリークリスマス♪」


「お、おい、あれツリーじゃねーか?」

「だよね?ツリーだよね?イルミネーションまでご丁寧に……」


「なんだか、今度は食い物ではないのか」



 あ、天辺の星がない……あ、あれに見えるはボムって爆発する迷惑なモンスターデはないですか♪星にしたらさぞかし綺麗に光ることでしょう……自分の自爆まで精々ツリーの上で輝いてくれ



「ヒャッハー…メリークリスマス♪」



「汚物を消毒じゃない方のヒャッハー!?」

「なんの事か分かんねぇけど、何かボムがツリーの上で必死に救難信号送ってるようにしか見えねぇ…」


「また食べ物ではないのか…モグモグ」


「ルシェさん!?」

「おま、それ食べたのか!?」


「結構いけるぞ?」


「下手すりゃお前があの世に行けるぞ」

「だ、大丈夫だよね?」



 アハ♪ クリスマスツリーが完成したよ。次は……あ、小物のモンスター達はオモチャみたいに箱詰めしてプレゼントにラッピングしてしまおう♪



「クックック……絶望を贈ろう……メリークリスマス♪」


《なんでしょう……今の台詞は背筋がないのに冷や汗が流れそうです》

『元ネタかぁ……?』




「止めて、洒落になら無いから……絶望は要らないから……」

「あいつのキャラ完全に崩壊してるぞ……」


「ムシャモシャ……モシャモグモグ」



 頑丈な鋼の檻に閉じ込めて同じく鋼の板でラッピング……そして鋼の帯でリボンを結んだら完成…フフフ……



 あ、肝心のケーキが無かったね……残りのモンスターを全部使えばいいっか♪






       *********






 俺はその日見たんだ。血のクリスマスが始まろうとしているその日に……


 あれは今から……そうだな、俺もまだガキだった頃だな。そう丁度お前くらいの年頃だった。俺は仲間のルシェと当時はただの幼馴染みだったお前の母さんとあともう一人で血のクリスマスに備えて森に居たんだ。


 ん?もう一人は会ったことがないって?そうだな。一連の事に方をつけたらさっさとどっかに行っちまったんだ。多分どっかで元気にやってるさ。


 この話はそのもう一人が起こした事だったんだ。


 え?母さんから聞いた?オーイ…俺が話すって言っただろ……え?少ししか話してない?


 なら、詳細は俺が話してやる。



 そのもう一人の名前はニーア。アイツはな、誰にも媚びず誰にも従わない様な破天荒ぎみのやつでな……まぁ、いいやつだったよ。


 ん?そうそう、俺はヘタレと何度言われたことか……っておい!それはこいつの前で言うなよ……



 オッホン……そのニーアがクリスマスのモンスター襲撃から何の犠牲を払わずに食い止めたって話だ。


 あれは……今考えても不思議な術だったな。何せ、突拍子もない現象が起こったりするんだ…。


 ニーアは「メリークリスマス♪」と言ってモンスター達に術を掛けていった。ある鳥モンスターはローストチキンに姿を変えた。ある木のモンスターはツリーに、ボムはツリーの天辺の星に、細かい雑魚モンスターは檻に箱詰めされて厳重にラッピングされた……しかも鋼の帯や板でな。極めつけは残ったモンスター達を宙に浮かせてグルグルかき混ぜたかと思うと、モンスターは巨大なケーキになったんだ……本当かって?


 確かめたいなら母さんやルシェに聞いてみな。特にルシェはそのローストチキンやケーキを食ったんだから……アイツは食い物では嘘はつかないぞ。




 ん? どんなケーキかって?そりゃイチゴのケーキだよ。クリスマスってのはイチゴのケーキだろ?


 しかもアイツの作り出したケーキは大勢のモンスターぎ元だからな……かなり巨大なケーキだったぜ。ん?なんだよ……そんな巨大なケーキ食ってみたいって?


 あんなの王様でも作れねぇーよ。それに作ったところで直ぐ腐るだろ……何?ニーアに作ってもらえないか? 無理だな……アイツの居場所は俺達も知らないんだよ……本当にどこ行ったんだかな。



 なあ?メリル。






  ~後編に続く~




 









 あまりの寂しさとリア充に嫉妬してニーアは発狂しました。色々とこわれました。



 そして視点が変わりなんとあの、ヘタレ君の未来からの追憶として語ってもらいました。ネタバレでしょうがこの異世界でニーアもとい紅蓮は消えていく運命です。帰る場所があるので。



 さて、後編はクリスマス当日のニーアさん(正気に戻した)の話をお送りしたいと思います。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。